この記事では、「マスク拒否男」の意味を分かりやすく説明していきます。
「マスク拒否男」とは?意味
「マスク拒否男」とは、コロナ禍において、健康上の理由もなく公共の場でマスクを着用する事を拒否する人達を指す言葉として使われる新語・俗語です。
この「マスク拒否男」は、マスク着用を拒否するだけでなく、着用する事を求められた際に、逆切れして注意した人や周囲の人に迷惑行為を行う人を主に指すものです。
「マスク拒否男」の言葉が言われるようになった「元祖マスク拒否男」とも言える男性の事件の概要に関しては、次項で説明したいと思います。
「マスク拒否男」の概要
「元祖マスク拒否男」は、2020年9月に、釧路発関西空港行きの旅客機内で、乗務員がマスク着用を要請したにも関わらず、そればかりでなく乗務員とトラブルになり、結果的に運航を妨害したとして2021年1月に逮捕されました。
取り調べによると、過去にも皇居にある三の丸尚蔵館や、長野県内のホテルでも、同様の「マスク拒否」トラブルを起こしていた事も判明しました。
この男性容疑者には、マスクを着用できない健康上の理由もなく、また公共の場でマスク着用拒否を注意した関係者に対して、暴言・暴力を振るい、逮捕されるまでの行為を行った事で、ニュースで大きく取り上げられ、「マスク拒否男」と称されるようになったのです。
そして、この「マスク拒否男」は2021年4月10日に、再び事件を起こします。
当日の昼に、千葉県館山市の飲食店にマスクをせずに現れ、店主からのマスク着用要請に応じず、ビールサーバーから勝手にビールを注ごうとしたため、店内の客数人ともめ、さらに通報により駆けつけた警察官の顔面を手で殴打したため、公務執行妨害の容疑で逮捕されたのです。
この男性容疑者の事件が発端で、こうしたマスク拒否と逆切れをする人たちを指して、「マスク拒否男」と称するようになり、この男性容疑者は「元祖マスク拒否男」と言われるようになったのです。
この「元祖マスク拒否男」は東大大学院まで進んだ勉学優秀な人であったことから、こうした行動をなぜ起こすに至ったのか、その心理的背景まで議論されています。
「マスク拒否男」の言葉の使い方や使われ方
「マスク拒否男」は、『昨日、電車内でマスクをせずに話している男性2人組がいたのですが、注意してマスク拒否男のように逆切れされると怖いので、乗り合わせた人は誰も注意できなかった。』と言った様に使われます。
「マスク拒否男」の類語や言いかえ
「マスク拒否男」は理由なくマスク着用を拒否し、注意されると逆切れする人を指す新語で、これに合致する置き換えの言葉はありません。
まとめ
「マスク拒否男」は、マスク着用を拒否するだけでなく、着用する事を求められた際に、逆切れして注意した人や周囲の人に迷惑行為を行う人を主に指す新語・俗語です。
この新語が生まれたのは、先に紹介した「元祖マスク拒否男」とも言える男性の度重なる行為・事件を発端としたものです。