この記事では、「マムシ」と「ハブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マムシ」とは?
「マムシ」とは「有鱗目クサリヘビ科マムシ属に分類されるヘビ・毒蛇」で、「北海道と沖縄県を含む日本全国」に生息しています。
「マムシ」は全長約45~60センチですが、北海道の「マムシ」には100センチに近いような大型のものもいます。
「マムシ」は全長に比べて胴部が太いのが特徴で、「銭型」も呼ばれる楕円形の斑紋があります。
「マムシ」は、「体内出血・血圧低下・腫脹と筋肉溶解・神経障害」などを引き起こすハブよりも強い毒を持っています。
「ハブ」とは?
「ハブ」とは「有鱗目クサリヘビ科ハブ属に分類されるヘビ・毒蛇」で、「沖縄本島・奄美大島・徳之島などの南西諸島(22島)」に生息しています。
「ハブ」は全長約100~220センチの大型のヘビでその生態は夜行性であり、哺乳類・鳥類などを捕食して食べる肉食動物です。
「ハブ」は体が大きく大きな牙を持っているため、大量の毒を体内に保有しています。
「ハブ」の毒は「咬傷部の壊死・体内の出血・血圧低下・意識障害」などをもたらす危険なものですが、1904年に北島多一が血清を開発して以降、ハブによる死亡者は激減して今ではほとんどいなくなっています。
「マムシ」と「ハブ」の違い!
「マムシ」と「ハブ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マムシ」も「ハブ」も日本に生息している危険な毒蛇ということでは共通点がありますが、「マムシ」が「北海道を含む日本全土に生息している毒蛇」なのに対して、「ハブ」は「沖縄県・奄美大島をはじめとする南西諸島(飛び石状に22の島)に生息している毒蛇」であるという違いがあります。
「マムシ」のほうが「ハブ」よりも強力な毒を持っていますが、「マムシ(全長45~60センチ)」は「ハブ(全長100~220センチ)」よりも体が小さいため、保有する毒量は「ハブ」のほうが圧倒的に多くなっています。
また「ハブ」は基本的に「夜行性」の生態ですが、「マムシ」は季節によって「昼行性」と「夜行性」が切り替わる違いも指摘できます。
まとめ
「マムシ」と「ハブ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「マムシ」とは「有鱗目クサリヘビ科マムシ属に分類される日本全国に生息するヘビ・筋肉溶解や体内出血などを起こす毒を持つ毒蛇」を意味していて、「ハブ」は「有鱗目クサリヘビ科ハブ属に分類される南西諸島に生息する大型のヘビ・マムシよりも弱いが毒量が多い毒蛇」を意味している違いがあります。
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