「現実」と「実際」の違いとは?分かりやすく解釈

「現実」と「実際」の違い違い

この記事では、「現実」「実際」の違いを分かりやすく説明していきます。

「現実」とは?

「現実(げんじつ)」とは、「想像しているだけではない、目で見たり手で触れたりすることができる事柄・状態・世界」を意味しています。

「現実」というのは、「五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で知覚できるリアルに存在する物事・状況・事柄」のことです。

また「現実」には、「空想ではなく、社会経済的・物理的に何らかの影響を及ぼすもの」の意味合いもあります。


「現実」の使い方

「現実」という言葉は、「自分の五感で知覚することができるリアルに存在する事物・状態」の意味で使われます。

また「現実」は、「ただ想像の範囲だけにとどまらず、実際に何らかの影響や作用があるもの」の意味合いでも使用することができます。

例えば、「~の現実・~という現実・~が現実・現実の・現実は・現実が」などの用法で使用可能です。


「実際」とは?

「実際(じっさい)」とは、「隠したり飾り立てたりしていない物事の本当の姿、ありのままの状態」を意味しています。

「実際」というのは、「虚偽・隠蔽・修飾などではない事実(本当のところ)」を意味している表現なのです。

また「実際」「理屈・想像ではなくて、本当にそれを実地でやってみた場合」の意味合いも持っています。

「実際」の使い方

「実際」「少子高齢化の実際を学びました」のように、「状態や物事について、嘘偽りのないあるがままの様子」の意味で使います。

また、「本当は(本当に)・事実としては・実地では」の意味合いで、「実際、その仕事は肉体的にも精神的にも大きな負担を伴いました」の文章のように副詞として使う用法もあります。

「現実」と「実際」の違い

「現実」「今目の前にあって五感で感じ取ることができる物事・状態」を意味していますが、「実際」「五感の知覚とは関係なく、物事の本当の姿(真実としてのありよう)」を意味している違いがあります。

「現実」には「想像・空想・妄想ではないのニュアンス」がありますが、「実際」はそれよりも「実地にやってみると・実地に経験してみた場合の本当のところはのニュアンス」が強くなっている違いを挙げられます。

また「厳しい現実」とは言いますが「厳しい実際」という表現は通常使いません。

「実際、それを経験してみると」の副詞としての用法もありますが、「現実、それを経験してみると」の文章に言い換えはできないといった点も異なっています。

「現実」の例文

・『中途半端な勉強量で司法試験を受験しましたが、現実は甘くありませんでした。』

・『厳しい世の中や人間関係の現実を直視することなく、夢や妄想ばかり追いかけて生きていくことはできないのです。』

「実際」の例文

・『新型コロナウイルスの感染拡大で逼迫しているとされる医療現場の実際を取材しました。』

・『男女平等に近づいたとはいっても、実際、家事や育児をしている時間の比率はまだまだ妻のほうが大きいのです。』

まとめ

「現実」「実際」の違いを詳しく説明しましたが、いかがでしたか?
「現実」「その人の五感で感じることができる物事・社会経済的に何らかの影響を及ぼすもの」などを意味していますが、「実際」「偽ったり飾ったりしていない事物のありのままの様子・本当は・実地でした場合には」の意味を持っている違いがあります。

「現実」「実際」の違いを知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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