昔と比べて様々な情報通信機器の発達により瞬時に遠く離れた人間ともコミュニケーションをとることが出来る様になった現代。
まだまだ課題はあるものの、ZoomやTeamsなどのビデオ会議システムの発達でコミュニケーションを取る上でネックになっていた距離の問題はある程度解決できています。
そんな現代ですが、我々の仕事は楽になったかと思いきやドンドンと多忙を極める様になり、様々な形で働き成果を出すということが求められる厳しい社会になっています。
そんなビジネスマンにはおなじみのカタカナ言葉である『マルチタスク』という単語を聞いたことはありませんでしょうか。
よく使われていますが、元ネタは意外なものから来ていたりします。
この記事では、「マルチタスク」の意味を分かりやすく説明していきます。
「マルチタスク」とは?の意味
この単語は『複数の業務などを同時に行える能力』という意味を持つ言葉です。
これは漫画やアニメの様に電話対応やパソコン業務を同時に行う様な非現実的なものではなく、より多くの業務を同レベルで進行させることのできる能力という意味です。
例えば、複数のプロジェクトを同時に行ってもクオリティを下げることなく対応できていたり、全く別の部署間、例えば経理関係での問題解決と新しい顧客への売込活動やマーケティング活動などを全く同じレベルで行えることを指します。
もちろん、仕事以外にも使うことができる表現です。
例えば、部活動や趣味で素晴らしい成績を出しながら、学業などでも同じ様な結果を出すなどです。
「マルチタスク」の概要
マルチタスクの語源は英語の『Multitasking』から来ており、実はプログラミング用語が由来になっています。
古いコンピューターでは一つのプロセスしか対応が出来なかったのですが、CUPの発展と共に高機能化になり、複数のプログラムを切り替えて対応することができるというものでした。
『Multi』(複数の)に『Task』(業務)を繋ぎ合わせて出来ている言葉であることから、イメージは比較的しやすいカタカナ言葉ではないでしょうか。
「ラビリンス」の言葉の使い方や使われ方
コンピューターの分野から出ているこの言葉は様々な状況に対して使うことが出来る便利な表現になっています。
先ほどご紹介した通り、複数の業務を同時進行したり、学業と課外活動を両立させたりだけでなく、例えば、電話をしながらお菓子を食べてテレビを見たり、軽い運動をしながら音楽を聴いて勉強をするなど我々の日常生活にも使うことが出来ます。
「マルチタスク」を使った例文
・『テレビを見ながら勉強してちゃんと集中できてるの?』
『大丈夫だよ。私マルチタスク得意だから。』
・『これからの時代はマルチタスクプレーヤーにならないと生き残れない。』
・『大久保課長は本当にすごい。部下の教育を丁寧に行いながらもしっかり自分の目標を達成するんだから。正にマルチタスクが出来る人だ。』
まとめ
如何でしたでしょうか。
元は堅い言葉ではありましたが、仕事など意外にも様々な状況に応用が出来るのが今回の『マルチタスク』という言葉でした。
科学的にはマルチタスクはシングルタスクよりも効率が悪いという研究結果も出ていますがはっきりとしたところは分かっていません。
人間の持つ能力の可能性について希望が持てる様な表現が『マルチタスク』ではないでしょうか。