この記事では、「ユニバーサル」と「グローバル」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「ユニバーサル」とは?
「ユニバーサル」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ユニバーサル」は英語表記にすると「universal」となります。
「ユニバーサル」には「一般的である様子。
また全てに共通である様子。
普遍的」などという意味があります。
どの国でも、どの場所でも通用するようなことを「ユニバーサル」と呼びます。
一方で「ユニバーサル」には「宇宙的な様子。
全世界的」という意味があります。
例えば、「ユニバーサルサービス」という言葉があります。
「ユニバーサルサービス」には「全国一律に妥当な料金で、また安定的に提供されるサービスのこと」という意味があります。
例えば、郵便局の利用料金は全国一律で、安定的に提供されていると言えるため、「ユニバーサルサービス」と言えるでしょう。
「グローバル」とは?
「グローバル」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「グローバル」は英語表記にすると「global」となります。
「グローバル」は「世界的な規模であるという様子。
包括的」という意味があります。
例えば誰かの考えが、ある国の常識などに偏ってなく、全世界的だと感じられる場合は、「グローバルな考え」「グローバルな視点」などと言われます。
また、全世界で利用されているインターネットのIPアドレスのことを「グローバルアドレス」と言います。
日本の中でしか通用しない仕事のやり方では、近い将来に困ることになると感じた企業が、「グローバルを意識して仕事をする」などと言います。
「ユニバーサル」と「グローバル」の違い
「ユニバーサル」と「グローバル」の違いを、分かりやすく解説します。
「ユニバーサル」は「一般的である様子。
また全てに共通である様子。
普遍的」という意味があります。
一方「グローバル」は「世界的な規模であるという様子。
包括的」という意味があります。
どちらも、大きな世界について意味する言葉になりますが、「ユニバーサル」は「普遍的」という意味が強く、「グローバル」は「地球規模」という意味が強くなります。
「世界」を意識した言葉が、「グローバル」なのに対して、「一般的で普遍的」という部分を意識した言葉が「ユニバーサル」という違いがあります。
また「グローバル」は「地球」を意味する「グローブ」から派生した言葉で、「ユニバーサル」は「宇宙」を意味する、「ユニバース」から派生した言葉になります。
そのため、「ユニバーサル」の方が、取り扱える規模が大きいと考えることができます。
まとめ
「ユニバーサル」と「グローバル」の違いについて見てきました。
大きな世界を扱う2つの言葉には、「ユニバーサル」が「地球規模」、「ユニバーサル」が「普遍的」という意味の違いがありました。
正確な意味を知ることで、使い分けることができるのではないでしょうか。