主人公の前に立ちはだかる関門となるような強大な敵のことを「ボス」といいます。
もともとは一番強い敵のことを指していましたが現在では立場や種類によってさまざまな「ボス」が存在します。
数ある種類の中でも特に強力なのが「ラスボス」と「裏ボス」ですが、このふたつはどのように違うのでしょうか。
今回は、「ラスボス」と「裏ボス」の違いについて解説します。
「ラスボス」とは?
「ラスボス」とは、「ゲームにおいて最後に立ちはだかる強大な敵」を指す言葉です。
「ラスボス」はもともとはゲーム用語に由来する言葉です。
ゲームでは進行を阻む敵のことを「ボス」と呼び、強さや登場する場面に応じて「小ボス」「中ボス」「大ボス」などと呼び分けられていました。
「ラスボス」とは「ラストに登場するボス」の略語であり「ゲームの中で最後に登場する強大な敵」を指すスラングとして誕生しました。
この言葉はゲームが普及するとともに一般にも広まり、現在では元の意味から転じて「最後に登場する強大な敵」という意味で使われています。
ゲームにおける定義としては「倒すとエンディングになる敵」が「ラスボス」です。
通常は強力なステータスや威圧感のあるグラフィック、専用BGMなどを持ち十分に成長させたキャラクターでないと倒すことができない強力な存在として登場します。
「ラスボス」の使い方
・ラスボス戦を前にセーブしておく。
・ラスボスと戦うにはレベルが低すぎる。
・エリクサーを大量に消費して何とかラスボスを倒した。
・倒したと思ったら第二形態に変化するのはラスボスのお約束だ。
「裏ボス」とは?
「裏ボス」とは、「ゲームにおいて隠し要素として登場する強大な敵」を指す言葉です。
主にロールプレイングゲームで使われる言葉で「通常のプレイでは戦うことができなずゲームクリアや特定のアイテム入手など条件を満たす事で登場する強大な敵」を「裏ボス」と呼びます。
隠し要素としてゲーム中では存在がはっきり明言されないことが多くゲームクリアや攻略には無関係であり無視してプレイしても攻略には影響せずクリアすることができますが、中には強力な装備や特別なアイテムをドロップするものも存在するなどお楽しみややりこみ要素として強い魅力が与えられていることもあります。
原則としてストーリーにはかかわりませんが「裏ボス」を倒すことで真のエンディングや隠されたストーリーの裏側にたどり着くなど本来であれば見られない展開が用意されているケースがあります。
「裏ボス」の使い方
・ゲームクリア後に裏ボスが登場した。
・隠しダンジョンの最奥には裏ボスが待ち構えている。
・裏ボスが強すぎで全く歯がたたない。
・強力な裏ボスが低確率でドロップするアイテム。
「ラスボス」と「裏ボス」の違い
「ラスボス」と「裏ボス」の違いは「表要素か隠し要素か」です。
「ラスボス」はゲームの最後に戦う敵を指し正規のプレイをすると必ず登場する表要素です。
「裏ボス」は通常のプレイだけでは登場せず一定の条件を満たしたものだけが出会える隠し要素です。
どちらも非常に強い敵ですが一般的には「ラスボス」よりも「裏ボス」のほうが強敵に設定されています。
まとめ
「ラスボス」と「裏ボス」はどちらも手強いゲームの敵キャラクターですが役割や登場の仕方が大きく異なります。
ゲームをするなら知っておきたい一般常識なのでそれぞれが何を指しているのか覚えておきましょう。