「リストアップ」と「ピックアップ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「リストアップ」と「ピックアップ」の違いとは?違い

この記事では、「リストアップ」「ピックアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「リストアップ」とは?

数多くある中から条件にあうものを選び出すこと、また選び出したものを一覧にすることです。

和製英語で“list”“up”を組み合わせた語になります。

“list”は一覧表、“up”は意識にのぼって、目に見えてという意味を持つ語です。

遠足に行くことになったとします。

遠足に行くときには、それなりの準備が必要です。

持って行くものと選び出し、一覧表にしてみました。

これを「遠足の持ち物をリストアップする」と表現できます。

家の中には、本、靴、冷蔵庫、テレビ、歯ブラシなど、さまざまなものがあります。

しかし、これらすべてが遠足に必要なのではなく、家の中にあるものの中のいくつかだけが必要なものです。

この場合、選び出されるものの条件が「遠足に必要」なことで、その条件にあうものを選び出すことが「リストアップ」です。


「リストアップ」の使い方

数多くある中から条件にあうものを選ぶという意味で使用をします。

今日やること、試合に出場する選手、冷蔵庫の中にあるものなど、さまざまな事柄に使用されています。


「ピックアップ」とは?

「ピックアップ」には4つの意味があります。

1つめは、拾い上げること、多くの中からいくつかを選び出すことです。

拾い上げるとは、落ちているものを拾うといった意味ではなく、バス停にいる人を拾うなど人を捕まえる意味合いがあります。

2つめは、レコードプレーヤーで、レコードに刻まれている溝から音声を電気信号の形で取り出すことです。

3つめは、ピックアップトラックのことです。

荷物の集配・運搬に用いる屋根のないボディーを取り付けたトラックを指しています。

運転席の部分には屋根がありますが、荷物をのせる後ろの部分には屋根がありません。

4つめは、ラグビーで反則の一つです。

「ピックアップ」の使い方

多くの中からいくつかを選び出すという意味で使用することが多いです。

「リストアップ」と「ピックアップ」の違い

多くの中から選び出すという意味が似ている2つの言葉ですが、やや意味合いが異なります。

前者の言葉が指すのは、条件に合うものを選び出すことです。

また、選んで一覧表にするという意味もあります。

後者の言葉が指すのは多くの中から選ぶことで、その選ぶものが条件に合うものという意味は含まれていません。

また、一覧表にするという意味もありません。

「リストアップ」の例文

・『有力選手をリストアップする』
・『見たい番組をリストアップする』
・『欲しい本をリストアップする』
・『リストアップした選手に声をかける』

「ピックアップ」の例文

・『厳選したアイテムをピックアップ』
・『人気の曲をピックアップして紹介』
・『おすすめ秋ドラマを3本ピックアップ』
・『行って見たい温泉施設をピックアップ』

まとめ

多くの中から選び出すという意味を持つ2つの言葉ですが、やや意味合いが異なります。

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