この記事では、「ルームシェア」と「ゲストハウス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ルームシェア」とは?
家族や恋人でない人と同じ住居で生活をすることです。
そこに住む人たちには、それぞれに個室が与えられており、トイレ、風呂、台所、食堂は共用のことが一般的です。
このような形態の住居をシェアハウスということもあります。
「ルームシェア」には、家族や恋人でない人と同じ部屋を共用するという意味もあります。
アパートやマンションの一室に複数の人で住むものです。
この場合、2DKや3DKなど複数の部屋があれば、それぞれの人に部屋を割り当てることができますが、単身世帯用の居室の場合は、1部屋を複数人で共用することになります。
シェアハウスの場合は、最初から複数人で住むことを想定して設計されていますが、「ルームシェア」はそのようになっていません。
賃貸物件によっては、「ルームシェア」不可となっていることがあります。
2人入居は可能で「ルームシェア」不可の場合は、夫婦や恋人などで2人で住むのは認めるが、それ以外の関係の人と一緒に住むことは認めないという意味になります。
「ルームシェア」の使い方
広義の意味の「ルームシェア」は、家族や恋人でない人と住居を共にすることで、シェアハウスもこの中に含まれます。
「ルームシェア」は、一般的には広義の意味ではなく、1つの部屋を家族や恋人でない複数人で共用する意味で用いられています。
「ゲストハウス」とは?
来客が泊まるための建物のことです。
パーティーなどで客を接待する者が住んでいる母屋とは離れた場所にある、客が宿泊するための建物を指すこともあれば、格安宿泊施設を指すこともあります。
「ゲスト」とは客のこと、「ハウス」は家のことです。
つまり、客が泊まる家なら「ゲストハウス」ということができます。
建物の中には、客が使用するためのトイレ、風呂、ベッドルームなどが用意されています。
格安宿泊施設を指す「ゲストハウス」の場合は、トイレや風呂は共用で、交流スペースが存在しています。
「ゲストハウス」の使い方
母屋とは別に建てられた、客が宿泊するための建物を指して使用する場合もあれば、格安宿泊施設のことを指して使用する場合もあります。
「ルームシェア」と「ゲストハウス」の違い
「ルームシェア」は、家族や恋人でない人が1つの住居または1つの部屋に住むことです。
そこで生活を営むことが前提となっています。
「ゲストハウス」は、来客が泊まるための建物です。
そこで長期的に生活をすることは想定されていません。
「ルームシェア」の例文
・『友達とルームシェアをする』
・『ルームシェアをしたかったけれど、大家さんが許してくれなかった』
・『ルームシェアの家賃をどうするか話し合う』
・『ルームシェアをしている男性に恋をした』
「ゲストハウス」の例文
・『ゲストハウスを掃除する』
・『今、ゲストハウスに来客がいます』
・『ゲストハウスを運営する』
・『おしゃれなゲストハウス』
まとめ
どちらも住む場所に関する言葉ですが、誰が住むのか、どういった目的で住むのか意味が異なります。