「レコメンド」とは?意味や使い方を解説

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「レコメンド」とは?

このレコメンドは、言葉として知らなくても、ネットの様々なページで使われています。

言葉として使うことはあまりありませんが、現代のネット社会では是非覚えておきたい言葉です。

元々はIT用語ではなく、音楽業界で使われていた言葉です。

現在でも同業界では、IT用語とは多少違う意味で普通に使っています。

「レコメンド」の意味を詳しく解説

レコメンドは、「おすすめ」を表す言葉です。

ITの世界では、単独で使っても以下に説明する「レコメンドシステム」を表すことがほとんどです。

この「レコメンドシステム」とは、その人が以前に閲覧したページから、おすすめ商品を表示するシステムです。

色々な情報サイトなどを見ていると、上部や下部、左右にこのシステムが使われた広告バナーが表示されていることでしょう。

どうしてその人の過去の(特に商品に関する)閲覧履歴が分かるのかと言えば、ネットブラウザが保持している「クッキー」という記録を参考にしているからです。

「クッキー」とは?レコメンドシステムとの関係は?

クッキーとは、「閲覧したサイトの内容を(ある程度)保存しているデータ」です。

これによって、例えばショッピングサイトで急にブラウザを閉じてしまったとして、もう一度同じブラウザが起動されれば、ショッピングカードの中は閉じる前のままです。

クッキーに途中経過が随時保存されているので、このように便利に利用できています。

そして、この中にはページの閲覧履歴も含まれているので、よく野球に関連するページや野球の商品の販売ページを見ている人は、レコメンドシステムが使われた広告バナーにその野球に関する広告が出やすくなるという訳です。

「クッキー」は削除できないの?

レコメンドシステムは、その人が興味を持ちそうな広告の表示によって、そのバナーへのアクセスに誘導するのが目的です。

それによって、バナーの掲載サイトに収益が入る訳ですが、人によってはそのように利用される(収益のターゲットにされる)のが嫌だったり、過去に見たページが人にバレているということに気持ちの悪さを感じるかも知れません。

厳密には表示に使っているブラウザのクッキーを元にして、システムが勝手に表示しているだけですが、そう思ってしまったも仕方ありません。

このクッキーとして保存されたデータがなければ、レコメンドシステムを利用したバナーに以前に閲覧したページが元となる情報が表示されることはなくなります。

ブラウザによって詳しい方法は異なりますが、クッキーの削除はそれこそボタン1つで簡単に行えます。

しかし、これをやってしまうと、サイト別に保存しているパスワードなどまで消えてしまうので、行う際には慎重に検討してください。

「レコメンド」の言葉の使い方

レコメンドはITの世界では、ここまでに説明したレコメンドシステムのことを表します。

そして、IT用語として使われるようになった元とも言える音楽業界では、これからプッシュしたい歌手や楽曲に「レコメンドの対象」という表現を使い「”売り出したい歌手や楽曲」と使っています。

「今度のレコメンドは○○という曲でいく」と言えば、「○○という曲を推していく」という意味です。

IT用語としての使われ方も、この”おすすめ”という点では共通です。

「レコメンド」を使った例文と例文

レコメンドを使った例文ですが、IT用語としての他に、音楽業界などで使う場合の例も挙げてみます。

IT用語としては、「レコメンドシステム」のことを指すと解釈してください。

「レコメンド」の例文1

「色々なサイトでレコメンドを使った同じバナーが表示されるのがとても気持ち悪い」

レコメンドシステムについて知らない人は、どうして自分が過去に調べた商品が色々なサイトで表示されるのかと不思議に思うことでしょう。

もしかしたらウイルスなどに感染しているのではないかとまで思ってしまう人さえ居るかも知れませんが、その類の仕掛けではないので、実害は何もありません。

しかし、監視されているような気持ちの悪さがあるのも事実だと言えるでしょう。

「レコメンド」の例文2

「レコメンドとして使って欲しい広告を出そうと思う」

レコメンドに広告を出したい時には、そのシステムの管理会社に広告に登録する必要があります。

レコメンドのバナーに表示される広告は、その中から選ばれています。

そして、表示やクリックがある度に、広告料を支払うシステムになっています。

「レコメンド」の例文3

「あのバンドを会社としてレコメンドしたのに、ヒットしなかったのはとても痛い」

音楽業界で使っている例です。

特定の歌手や曲をレコメンドするとなると、その為の費用も掛かります。

それでいてヒットしなかったとなると、痛いのは間違いありません。

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