学生たちの間で使われている「レジュメを切る」の意味や使い方とは?
この記事では、「レジュメを切る」の意味を分かりやすく説明していきます。
「レジュメを切る」の意味とは?
「レジュメを切る」とは「レジュメを作成すること」を意味し、「学生用語」として、学生たちの間で使われています。
そもそも「レジュメ」の意味とは?
講義や研究会、会議などで配布される、「内容を要約した資料」や「要点をまとめた書類」を意味する言葉です。
最近では、「履歴書」の意味としても用いられることも多くなりました。
「レジメ」と呼ぶときもあります。
大学をはじめとした教育・研究などに携わる分野やビジネスシーンで使用されることが多いようです。
大学などでは、教授や学生が「講義内容の概要」や「論文内容・発表内容の要点」などをまとめた資料を「レジュメ」を呼びます。
また、近年の就職活動シーンにおいては、「経歴をまとめた書類」として履歴書や職務経歴書などを指して「レジュメ」が使われるようにもなりました。
ビジネスシーンでも同様に、おもに会議やプレゼンに際して、「内容を要約した資料」のことを「レジュメ」と呼びます。
類語として、「サマリー」がありますが、こちらも英語の“summary ”を日本語読みにしたもので、「まとめ」や「概要」、「概略」の意味で使われます。
「レジュメ」の語源とは?
「レジュメ」の語源は、フランス語の“resume ”「概要、概略、要約」です。
そのフランス語に由来し、英語でもそのまま“resume ”と使われたり、もしくは“resume ”とも使われま、アメリカでは「履歴書」の意味も含みます。
「レジュメ」はフランス語に近い発音で、「レジメ」だと英語に近い発音になります。
「レジュメを切る」の由来とは?
由来は、全共闘時代の学生が、昔の印刷方法である「謄写版(=ガリ版)」で紙を印刷することを「ガリ版を切る」、もしくは略して「ガリ切り」と言っていたことから転じて、「レジュメを切る」になったとされています。
また、「全体の内容を要約すること」を言い換えて「切る」が用いられていたとする説もあるようです。
「レジュメを切る」を使った例文
・『次のゼミの発表に向けて、レジュメを切る』
・『サークルミーティングの内容を一部変えたので、それに合わせて新たにレジュメも切りなおさないと』
・『受講した内容の復習がしやすいように、自分用にレジュメを切るようにしている』
・『来週までにレジュメを切っておかないと、発表に間に合わない』
・『レジュメを切ったりするのにパソコンがあれば便利だ』
まとめ
「レジュメを切る」とは「レジュメ(=講義内容や発表内容などの要点をまとめた資料)を作成すること」を意味します。
「レジュメ」自体はおもに、教育・研究の分野やビジネスシーンなどでも頻繁に使用されますが、「レジュメを切る」は学生用語とされています。