この記事では、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レム睡眠」とは?
レム睡眠は、眠りの深さとしては浅い眠りのことです。
傍から見ると判断し辛く、眠っているとしか思えないのですが、実際に脳が活発に活動しています。
実際、受験生におすすめな学習方法として、寝る前の暗記学習が効果的であると言われているのはご存じでしょうか。
これは、レム睡眠時に暗記した学習内容が脳に定着するからなのです。
レム睡眠のレムは、「Rapid Eye Movement」の略で、急速眼球運動のことです。
誰かの寝顔を見たときに、まぶたの下の眼球がピクピクと動く様子を見たことがあると思いますが、それが急速眼球運動。
睡眠直後は、まずノンレム睡眠が訪れるのですが、その後にレム睡眠に変わります。
ノンレム睡眠とレム睡眠が、およそ90分間隔で交互に訪れ、眠りの後半になるほどレム睡眠が多くなります。
なぜなら、睡眠行為が継続することで「眠りたい」と感じる睡眠欲求が満たされるからです。
そのため、目覚めが近くなるにつれレム睡眠が多くなり、睡眠欲求が完全に満たされるとスッキリとした目覚めが訪れます。
「ノンレム睡眠」とは?
ノンレム睡眠は、深い眠りのことで就寝直後に訪れます。
つまり、「NON REM(ノンレム)」睡眠とは、「レムではない」睡眠という意味です。
ノンレム睡眠中は、身体と共に脳もしっかりと休息しています。
このノンレム睡眠の質が高いほど、身体を充分に休めて疲労回復へ繋がります。
ノンレム睡眠が短くなってしまい、レム睡眠が長引くと睡眠リズムが狂ってしまうため問題です。
このような睡眠リズムでは、疲れが残ってしまうからです。
リズムが狂ってしまう原因として、日中に強いストレスを感じたり、就寝前の飲酒や飲食が関係したりすることが挙げられます。
また、就寝直前までパソコンやスマホの画面を直視することもノンレム睡眠確保の妨げになってしまうので気を付けなければなりません。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違い
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違いを、分かりやすく解説します。
レム睡眠中は、睡眠状態にありながら脳は起きています。
つまり浅い眠りのことです。
この間に、脳内では記憶の整理や定着が行われています。
一方のノンレム睡眠中はとても眠りが深く、脳も休息しています。
就寝直後に訪れるのがこのノンレム睡眠です。
ノンレム睡眠がきちんと訪れる睡眠リズムであれば、疲労が回復してすっきりと目覚めることができます。
まとめ
人には睡眠欲求があるために、自然と眠くなります。
ただし、「眠くなったから眠ればいいし、目覚めたら起きればいい」というように、睡眠に対して無頓着すぎると体調不良の一因になることもあるので気を付けたいものです。
そして、ノンレム睡眠とレム睡眠が正しいリズムで訪れることが理想です。
睡眠環境を整え、明日もすっきりと過ごせるよう健やかに眠りましょう。