「ダウン」と名付くフレーズに「ロックダウン」と「シャットダウン」があります。
この記事では、「ロックダウン」と「シャットダウン」の違いを分かりやすく説明していきます。
友達に尋ねにくい言葉の差を、いまいちどレッスンしていきましょう。
「ロックダウン」とは?
新型コロナにまつわるニュースで、とくに目にするようになったのがロックダウンです。
ロックダウンとは都市封鎖のこと。
主にヨーロッパやアメリカで実施されている、特定の都市の行動につよい制限をかけるものです。
ロックダウンは企業にリモートを義務化し、住民が遊び目的で出歩くことを禁止する政策です。
違反すると国によっては、高い罰金をはらう必要もあります。
ニュージーランドでは1人の感染者が出たことから、強いロックダウンを実施。
国内の保育園や学校は閉鎖され、多くの店がシャッターを閉じました。
ロックダウンは「人の動き」に強い制限をかけるので、新型コロナ対策として大きな効果が期待されています。
けれどもロックダウンの内容は国によって異なるので、どこまで規制をおこなうかなど判断がむずかしいこともあります。
「シャットダウン」とは?
シャットダウンとは、システムや運転を停止すること。
IT分野でもともと使われていたサイエンス用語で、パソコンなどのシステムを終了させることです。
ちなみにシャットダウンという単語は、英語から来ています。
英語ではおもに食品や車などの生産工場の休業をあらわします。
トラブルが起こって、作業ができないときにシャットダウンを用います。
シャットダウンは日本では「コンピューターの電源を切る」という意味で使われます。
最近ではその意味が飛躍していて、他人と距離を置くこと・仕事を休むことをシャットダウンと呼んでいます。
心のシャットダウンをおこなうと、ストレスが緩和されて気持ちが楽になるメリットがあります。
「ロックダウン」と「シャットダウン」の違い
よく似たカタカナ語に「ロックダウン」と「シャットダウン」があります。
「ロックダウン」と「シャットダウン」の違いを、分かりやすく解説します。
・ロックダウンは新型コロナの規制
ロックダウンが広く聞かれるようになったのは、新型コロナウイルスが世界中に広がってからのこと。
ロックダウンには「都市を封鎖する」という強い意味があります。
新型コロナの施策はロックダウン。
よく似たシャットダウンは、パソコンの電源を切る・工場の操業を止める・心を休ませるという意味で用いられます。
今では当たり前に聞くロックダウンですが、もともとは「犯罪者を独房に閉じ込める」ために使われていた刑務所のフレーズです。
語源を知ると、なるほどと思えます。
まとめ
「ロックダウン」と「シャットダウン」の違いを、簡単にお伝えいたしました。
ロックダウンは新型コロナウイルス感染防止のために、おこなわれる施策のこと。
シャットダウンは主にPCの電源を切るというサイエンス語です。
正しく言葉を区別して、実生活に役立てていきましょう。