この記事では、複数の意味を持つ「ロマン砲」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ロマン砲」とは?意味
巨大すぎて扱いにくい砲台など、一撃で戦況を逆転できるようなロマンを持った砲台を中心に指す言葉で、実在の兵器には当時はロマン砲などとは言われていなかったものの、インターネットで取り扱われる状況になってロマン砲と呼ばれるようになったものが多数あります。
概念でもあるためフィクションの兵器であってもロマン砲という言葉は使えます。
プロ野球において二軍生活をしているものの、将来的にはチームの四番打者として活躍するであろうパワーの片鱗を見せている選手を指す場合もあります。
この場合、現役で一軍、メジャーリーグから来た四番打者はロマン砲とは言えません。
「ロマン砲」の概要
何らかの厳しい制約や運用上の著しい扱いにくさ、またはサイズの巨大さと引き換えに莫大な威力を持つところにロマン砲のロマンたるゆえんがあると言えます。
列車砲や戦艦大和の主砲などはそのサイズ、破壊力ともにロマン砲というのにふさわしいものと言えます。
アニメであれば基本1話で1回しか使えない必殺技的な要素のある兵器がロマン砲になりえ、例外もありますが、必殺技と違うところはある程度の巨大さ、あるいは無駄にも見えてしまう感覚があり、毎回かならず使うものではない、はずしたら負けてしまうのではないかというスリルもあるところと言えるでしょう。
ゲームであれば使用回数が少ない、MP(魔法を使える回数)の残り、または残りの弾薬をすべて使うような魔法、攻撃がロマン砲と言えるものになります。
なお実在、フィクションを問わず、連射性の高さ、取り回しの良さ、使い勝手の良さと言った要素が高いとサイズの巨大さがあってもロマン砲とは言われません。
「ロマン砲」の言葉の使い方や使われ方
「80cm列車砲グスタフは列車砲というものの、単線で使うことはできず、複線にまたがって使用するなどまさにロマン砲」「撃つとエネルギー消費が激しく動けなくなってしまうことのあるZZガンダムのハイメガキャノンはロマン砲的ではあるが後半は動けるようになったのとコンパクトな点が意見の分かれるところだろう」「現代になるとロマン砲はミサイルなどに取って代わられた感がある」などの使い方が挙げられ、ロマン砲は評価対象になった使い方が多いと言えるでしょう。
「ロマン砲」の類語や言いかえ
巨大砲台が強いて言えば言いかえとして使えますが、ロマンに相当する言い換えが出来る言葉はないとも言えます。
トンデモ兵器はやや近い言葉と言えるでしょう。
野球においてはこれから活躍しそうな選手が遠くない言いかえと言えます。
まとめ
ロマン砲は現実世界では過去に作られたものが主体となり、今後もなかなか増えなさそうなジャンルですが、フィクション世界では絵柄的な魅力、ストーリー的な魅力があるため、これからも言葉として使われ続けるでしょう。