「ローン」と「借金」の違いとは?分かりやすく解釈

「ローン」と「借金」の違いとは?違い

この記事では、「ローン」「借金」の違いについて分かりやすく説明していきます。

ローンの意味

ローンとは英語でスペルは[loan]と書き、貸すこと、貸付、貸金、公債、借款(しゃっかん)という名詞の意味と、貸すという動詞の意味があります。

ローンは名詞として使われることが多いです。

動詞で使用する際は、無料で相手に貸す場合に使います。

日本語でローンと聞くとお金の貸し借りをするイメージが強いのではないでしょうか。

金融機関などでローンという意味は、金融機関がお金を貸す商品のことをローンと呼びます。

皆様がよく聞く住宅ローンやマイカーローン、カードローンなどはローン商品の一つです。

またローンは、車や家など高額なものを買うときに利用されます。

そしてローンの返済は、借りたお金+利息=返済額を長い年月をかけ少しずつ返済していきます。


ローンの使い方

・山本さんの月々の車のローン返済額は、2万円です。

・田中さんは、銀行なら住宅ローンの相談が無料でできると聞き、銀行の窓口相談を利用 しました。

・田中さんは、住宅ローンの仮審査が通り本審査へと進みました。


「借金」の意味

借金は、個人や金融機関などからお金を借りること、または借りたお金という意味です。

ほかにも、お金以外に野球などのリーグ戦で勝った数-負けた数=マイナスの時に使うことがあります。

借金生活と呼んだりします。

「借金」の使い方

・山田さんは、田中さんに10万円の借金があります ・日本の借金は、2021年の時点で約1200兆円を超えています。

・縦浜ビーキングスは、今日の試合に負け勝率が5割を切り、借金生活に突入した。

「ローン」と「借金」の違い

ローンはお金を貸すという言葉、借金は相手からお金を借りるという言葉で、実際の言葉の意味は正反対です。

しかしローンの利用者にとってローンはお金を借りることなので借金と同じです。

なのでローンと借金は同じ事だと思う方は多いのではないでしょうか。

実際に日常生活の中でローンも借金もお金を借りるという意味で使われていて、特に問題なく話が通じます。

ただ厳密に言えばローンはお金を貸す、借金は相手からお金を借りるという使い方が正しいです。

また、ローンと借金では借金の方をあまり良くないことだという考えを持っている方が 多いようです。

ローンの場合、住宅ローンやマイカーローンなどしっかりとした目的のためにお金を借りるということなので、比較的良い印象を持つ方が多いからではないかと考えられます。

一方で借金という言葉の場合、消費者金融などに120万円の借金がある、私は友人に13万円借金をしている、といった内容について良いイメージを持つ人はあまり多くないのではないでしょうか。

理由としては、世間一般的にお金を借りるという行為は、あまり良いことではないという考えを持たれている方が多いこと、また消費者金融などからお金を借りるという行為が良いことではないと思われている方が多くいるであろうこと、そして借金という言葉があまりいい意味で使われることがないといったことがあげられます。

まとめ

ローンはお金を貸す言葉で、借金はお金を借りる言葉です。

ただ、上記で説明したようにローンも借金もお金を借りるという意味で使われているのが現状です。

しかし役不足や確信犯など間違った意味で使われている言葉もあるので、言葉本来の意味を知ることはとても重要なことであると感じます。

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