物事の発言に対して自信がある様や独自の内容を持っている人を「一家言」と言います。
この記事では、「一家言」の意味を分かりやすく説明していきます。
「一家言」とは?意味
「一家言(いっかげん)」とは発言に対して自信を持っていることや、独自の目線や見識を持っている様を表す言葉です。
内容に関して強い自信を持っていることから、頑固な意見になり時には人に苦手に思われることもあります。
「一家言」は内容に自信を持っていることもあり、その道のプロの発言に対しても使うことが可能です。
「一家言」の概要
「一家言」の由来は中国の歴史家として有名な司馬遷が使った言葉にあり、これは「史記」に記載されています。
「一家言」は自信満々に発言することや内容に拘りがあることが多く、プロの専門家の発言から一般人のオタクまで色々な場面で使うことが可能です。
自信や拘りはあくまでも主観的なものであり、その発言は必ずしも客観的に正しいとは限りません。
「一家言」の人はその道のプロとして扱われることが多く、インターネットやSNSによって「一家言」を持つ人や発言する人が増加している傾向があります。
個性的な意見や感想などは誰しもが持つことが可能ですが、拘りや意志の強さを用いて意見を通すのはより大きな力が必要です。
最近のインターネットではインフルエンサーによる活動が活発になってきていますが、彼らの発言は「一家言」を持っていることが多くこれによって通常よりも大きな影響を与えるのが特徴です。
「一家言」は基本的に会話や発言による主張を表す言葉ですが、最近のインターネットやSNSではイラストや動画によって主張や拘りをアピールすることが可能になり、それに対しての例えとして「一家言」が使われるケースも存在します。
「一家言」の言葉の使い方や使われ方
「一家言」は発言や内容がその人らしいものであり、それに加えて独特な拘りや意志が存在する時に使う言葉です。
その道の専門家からオタクまで知識が広い人の発言に対しても使うことが可能ですが、その内容には主観的な熱さや拘りが備わっていることが必要です。
「一家言」を使った例文(使用例)
・『そのインフルエンサーはキャンプ飯に対して一家言を持っている人であり、レシピ動画も毎回拡散されています』
・『店主はラーメンに対して一家言らしいが、どうもスープの本質が分かっていないと思う』
・『その監督は制作に関して一家言を放つことが有名であり、その発言は名言として有志にまとめられている』
まとめ
人に対して発言する際には客観的に内容を示す人もいれば、主観的な拘りや熱意を持って内容を示す人もいます。
「一家言」はその人らしさが発言に備わっており、独自の目線や観点によって主張する態度を表す言葉であり、時に頑固な発言として人に敬遠されることもあります。
熱意のある主張はその道のプロやオタクによるものも多く、内容も詳しいことから勉強になることも多いのが特徴です。