この記事では、「一段落着く」の意味を分かりやすく説明していきます。
「一段落着く」とは?意味
十分でないが物事がひととおり片付くこと、ひと区切りという意味です。
「一段落」には、文章などのひとつのまとまり、一応片付くという意味があります。
「一段落着く」という場合は、一応片付くという意味で使用をしています。
「着く」は落ち着いた状態になること、まとまることです。
「一段落着く」の概要
どこまでも続くような物事も、一応は区切りがあります。
一応の区切りがつくこと、十分ではないけれどひとまず片付くことを、この言葉は意味しています。
飲食店のことで説明をします。
飲食店は昼時になると混雑します。
お昼ご飯を食べようとオフィス街なら会社員が、郊外などでは家族連れが多く訪れます。
昼前は席が空いており、店員同士が談笑する時間があったものの、混雑する時間になると談笑などしている暇はありません。
客が来たら席に案内をし、注文をとります。
注文した料理ができあがれば、テーブルまで運びます。
追加注文も場合によってはあります。
そして、客が飲食を終えたら会計をし、使用したテーブルを片付けます。
これはホールでのことです。
厨房では、ひっきりなしにくる注文に対応しなければなりません。
誰がどの料理を担当するのかを把握し、自分の担当分の料理を仕上げます。
ずっと続くかに思われた忙しい時間帯もやがて終わります。
午後3時や4時くらいになると客の数が少なくなり、店員にもゆとりがうまれます。
常に客の対応をしたり、料理を作ったりをする必要はなく、店員同士で談笑する時間がうまれます。
一応忙しい時間は終わり、一区切りついたのです。
この一区切りついたときのさまを意味する言葉です。
今度は子育てのことで説明をします。
小さな子どもは自分でできないことが数多くあるため、食事を与える、着替えを手伝う、お風呂に入れるなど、何かと世話を焼く必要があります。
自分のことをある程度できる年齢になっても、学校のことであれやこれやとやらなければならないことがあります。
子育て中は忙しいのです。
長い期間子育てをしていても、いつか子どもは成人して親元を離れていきます。
忙しかった子育てに一区切りがつくのです。
このさまも意味する言葉です。
「一段落着く」の言葉の使い方や使われ方
一応片付くことという意味で使用をします。
十分でない状態でも一区切りついていれば、この言葉を使用できます。
「一段落する」の形でも使います。
「一段落着く」の類語や言いかえ
「区切りがつく」が似た意味の言葉です。
区切りとは物事の切れ目のことです。
続いていたものが、いったん続いていない状態になる部分を意味します。
たとえば、仕事が一応終わって休憩するときなどが、これにあたります。
まとめ
どこまでも続くように思われることも、どこかで区切りがつくところがあります。
一応片付くこと、区切りがつくことを、この言葉は意味します。