「一矢報いる」とは?
「一矢報いる」という言葉を知っているでしょうか。
「敵に一矢報いる」という言い回しを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「一矢報いる」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「一矢報いる」という言葉の意味を紹介します。
「一矢報いる」の読み方
「一矢報いる」は「いっしむくいる」と読みます。
「一矢」は「いっし」、「報いる」は「むくいる」と読みます。
これを機会に、「一矢報いる」は「いっしむくいる」を読みましょう。
「一矢報いる」の意味
「一矢報いる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一矢報いる」には、「敵の攻撃や非難に対して、大勢を変えられないまでも、反撃、反論する」という意味があります。
例えば負けが決まった試合で、最後に反撃を見せる時、「一矢報いる」と表現します。
このように、「一矢報いる」という言葉には、「敵の攻撃や非難に対して、大勢を変えられないまでも、反撃、反論する」という意味があります。
「一矢報いる」を使った例文や短文など
続いて「一矢報いる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「一矢報いる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
「一矢報いる」を使った例文1
「最終回にホームランを打って、『一矢報いる』」
この例文は、大差を付けられた野球の試合で、もう逆転はできないけれど、ホームランを打って、反撃できたという場面になります。
このように、ホームランという小さな反撃を見せる時、「一矢報いる」という言葉を使ってみましょう。
「一矢報いる」を使った例文2
「判定で負けたが、最終ラウンドでダウンを取り、『一矢報いた』」
この例文はボクシングの試合で判定負けしたものの、最終回でダウンを取り、反撃できた場面になります。
最終ラウンドにダウンを取った時、会場は沸いたのではないでしょうか。
「一矢報いる」の類語や類義語・言い換え
「一矢報いる」の類語や類似表現を紹介します。
「一矢報いる」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
「反撃」【はんげき】
「反撃」には、「敵の攻撃に対して、防御だけでなく、攻め返す」という意味があります。
「反撃に転じる」という言葉には、攻撃されっぱなしだった側が、攻め側になるという意味があります。
「反論」【はんろん】
「相手の論や批判に、反対の意見を述べること」という意味があります。
「反論の余地がない」「反論が下手」などという使い方をします。