「満タン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「満タン」とは?意味と使い方

この記事では、「満タン」の意味を分かりやすく説明していきます。

「満タン」とは?意味

「満タン」はタンクの容器を満杯まで満たすことです。

タンクは、液体を入れる入れ物のことを指し、「満タン」というのは、液体を容器の中にいっぱいで満たすことを指します。

その為、ガソリンなどを「満タン」まで入れるという表現は正しい表現ですが、電気自動車などのバッテリーを充電することを、「満タン」まで充電するというのは間違いです。

何故なら、充電池は、液体を容器の中に十分満たすことで充電が完了するわけではないので、この場合、「満充電」という言葉が正しい言葉の在り方になります。


「満タン」の概要

「満タン」は、タンクを満杯にする、ただこれだけの言葉です。

この言葉自体は、星野芳郎 という科学技術の評論家が、自動車の燃料を最大限までタンクに入れることを「満タン」と呼んだが故定着した言葉であると言われています。

「満タン」には定義があり、必ず液体であること、容器があって初めて成立することにあり、液体を入れる容器がない場合、「満タン」の定義は成り立ちません。

また、燃料自体が液体でない場合も同様に、「満タン」という言葉は成立せず、充電池のような液体ではないものを燃料とした自動車においては、「満タン」は不適切な表現です。


「満タン」の言葉の使い方や使われ方

「満タン」という言葉の使われ方は、限定的で、液体を容器に限界まで入れることをお願いする場合に用います。

もしくは、限界まで入れたことを相手に伝えるために使用する言葉で、「満タン」と聞けば、限界まで容器内に液体を入れたのだと認識できるのです。

「満タン」の類語や言いかえ

「満タン」を液体以外でも限界まで詰め込んだ状態であると仮定した場合においては、「満席」「満量」などが限界まで詰め込んだ状態を表す言いかえおよび類語になります。

燃料のような液体を限界まで入れることにこだわるのであれば、「満杯 」に、「一杯一杯」など液体を入れていることが分かれば、同じ意味となります。

まとめ

「満タン」という日本の言葉は、ガソリンのみに使用される言葉であると思われがちですが、実はそうではなく、液体を容器に入れる行動であればどのような液体であっても、「満タン」までとお願いが可能です。

例えば、串カツのたれも実は一応、満タンまで入れてもらうことが可能で、牛丼のたれも同様に容器内に満タンまで入れてもらうことが可能です。

ただ、串カツや、牛丼の場合、自由に「満タン」まで入れてもらうことをお願いできるかどうかについてはお店の事情もありますし、頼む側も恥ずかしいという気持ちを押し殺してお願いすることになりますので、難しいことであるには違いありません。

ですが、「満タン」とは、本来は、液体を容器内に限界まで入れることでありますので、そうしたお願いをする際、「満タンまでお願いします」と頼む行為自体は日本国内においては可能です。

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