プラネタリウムに行くと、星の種類が気になることもあります。
この記事では、「一等星」と「二等星」の違いを分かりやすく説明していきます。
雄大な宇宙にまつわる言葉を知って、知識を深めていきましょう。
「一等星」とは?
一等星(いっとうせい)とは、星の中で1番明るく見える星のこと。
肉眼で夜空を見上げたときに、もっとも明るく感じる星を「一等星」と呼んでいます。
夜空にピカピカ見える星は、どれも同じように見えますが、実際にはそうではありません。
星によっては明るくくっきり見えるものもあれば、曇りがちで暗く見えるものもあります。
「等星」とは星の明るさを階級ごとに、あらわしたもの。
六等星にいくほど暗く、一等星にいくほど明るくなります。
一等星はビルやコンビニの灯りがある、都会でもはっきり見える星です。
その数はおよそ21個あります。
一等星には、リゲルやペテルギウスなどが含まれます。
望遠鏡を覗かなくても、明るく見える星が一等星です。
「二等星」とは?
二等星とは、2番目に明るい星のこと。
一等星よりも暗く、三等星よりも明るい星のグループになります。
夜空を見上げたとき、一等星ほどピカピカしていないけれども、やや明るい星が二等星です。
二等星の有名なものには、春の大三角形があります。
春の大三角形はスピカ、アルクトゥルス、デネボラから成り立っています。
このうちのデネボラのみ、二等星になります。
あとの星は一等星にあたるので、光り方の違いがはっきりと分かります。
比べてみると「少し暗い」と感じるのが二等星です。
二等星の数は、現在分かっているだけで67個あります。
ちなみに地球から見える星は明るいものほど少なく、暗いものほど多くなります。
そのため二等星よりも三等星が多く、三等星よりも四等星が多くなります。
八等星になると、なんと5万を超えます。
「一等星」と「二等星」の違い
どちらも宇宙の星です。
「一等星」と「二等星」の違いを、分かりやすく解説します。
・明るさのパワーの違い
「一等星」と「二等星」の違いは、どのくらい明るいのかです。
一等星は星の中で、トップクラスに明るい星。
星の明るさの中では優等生になります。
そして二等星は2番目に明るい星なので、クラスに例えるなら副キャプテンです。
一等星の明るさを1としたとき、二等星の明るさは0. 4まで落ち込みます。
一等星の半分以下の明るさが、二等星のパワーとなります。
ちなみに星の明るさを決めているのは、いくつかの要因があるからです。
星そのもののパワーが強い、弱いの違いもあれば「地球からその星がどのくらい離れているか」によってもパワーが変わってきます。
等星を考えながら、広大な宇宙に想いを馳せてみるのも、とても面白いです。
まとめ
「一等星」と「二等星」の違いを分かりやすくお伝えしました。
一等星は星の中で、もっとも明るい星のこと。
その次に明るいのが二等星になります。
明るい星ほど少なくなるので、一等星と呼ばれる星はわずか21個しかありません。
星の違いを学ぶと、天体観測がますます面白くなります。