この記事では、「三杯酢」と「黒酢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「三杯酢」とは?
「三杯酢(さんばいず)」とは、「酢・醤油・砂糖(あるいはみりん)を混ぜ合わせた調味料」のことです。
「三杯酢」は「酢・醤油・砂糖を1:1:1の割合で混ぜ合わせた調味料」とされますが、実際には「酢・醤油・砂糖を3:1:2で混ぜ合わせること」が多くなっています。
「三杯酢」は、「二杯酢(酢・醤油を1:1)」よりも殺菌力ではやや劣ります。
「黒酢」とは?
「黒酢(くろず)」とは、「穀物(米)を原料とする黒色・琥珀色をした醸造酢(米酢)の一種」のことです。
「黒酢」は「精米・米麹・玄米などの精米度の低い米・大麦」が原料として醸造されますが、日本では野天に並べた陶製の壷(つぼ)を使った醸造法が知られています。
「黒酢」には、「クエン酸」だけでなく穀物由来の「アミノ酸」が含まれていて、疲労回復などの効果が期待できるとされます。
中国の「黒酢(香酢)」には、「コーリャン・大麦」の使用が多くなっています。
「三杯酢」と「黒酢」の違い!
「三杯酢」と「黒酢」の違いを、分かりやすく解説します。
「三杯酢」は「酢を使って醤油や砂糖と混ぜ合わせた調味料」のことですが、「黒酢」のほうは「米・米麹・玄米などの穀物を原料にした黒色(琥珀色)の醸造酢」であるという違いがあります。
「三杯酢」は「酢・醤油・砂糖を1:1:1の割合で混ぜ合わせた調味料」ですが、「黒酢」というのは「酢以外のものを混ぜ合わせていない醸造酢・米酢そのもの」であるという違いを指摘できます。
また「三杯酢」には「黒酢以外の一般的な薄黄色をした酢やリンゴ酢(果実由来の醸造酢)」などが使われることも多いのです。
まとめ
「三杯酢」と「黒酢」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「三杯酢」とは「酢・醤油・砂糖あるいは味醂(みりん)を混ぜ合わせた調味料」を意味していて、「黒酢」は「穀物を原料とする黒色をした醸造酢(日本では米酢)の一種」を意味している違いがあります。
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