この記事では、「下描き」と「下書き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下描き」とは?
「下描き」は絵を描く際に一度に絵を描き上げるのではなく、段階的に描き上げる行為を意味します。
つまりは、多少なりとも修正をして新しく描き上げることを想定して描くのが「下描き」で修正をすることなく一つの絵を完成させる場合「直描き」と称し、修正を全く行うことなく絵を描き上げたとするのです。
その為、「直描き」は完成に至るまで一度も描きなおしてはいけないという決まりがあり、直に作品を修正することなく残す行為です。
「下描き」の使い方
「下描き」は絵を描く際、おおよそ修正を可能とする薄い絵を描きます。
絵が薄いことで消しゴムで容易に修正することができ下描きの上から色を着色することで絵を完成させることができますので、「下描き」の使い方は修正を踏まえた絵を描く場合、用います。
「下書き」とは?
「下書き」は、修正を行うこと前提で文章を考えることを指します。
修正ありきで文章を作成しますので完全な作品として考えるのではなく、あくまで前段階の作品です。
つまりは、「原本」と言える文章が記してあるのが「下書き」でおおよその内容を伝えることのみを重視ているのです。
「下書き」の使い方
「下書き」を用いるのは文章による作品などをより完璧にするための前段階に用います。
つまりは、「原本」と言われる使い方をするのが「下書き」で「原本」はおおよその内容さえ伝わればよく、文章校正は後から継ぎ足して考えます。
「下描き」と「下書き」の違い
「下描き」と「下書き」の違いですが、絵のデッサンで修正可能とする物を描くか文字などの作品で修正ありきで文字を記すかの違いです。
つまりは、文字で残すものか、絵を残すものかという違いで、いずれも作品を残すために修正可能な作品を作り出すことは変わりはありません。
まとめ
「下描き」と「下書き」はともに作品を残すための行為の一つであるという部分は共通しています。
しかし、残すべき作品が異なり、「下描き」は絵などを残す行為で、「下書き」は文章を残す行為です。
両者ともに、作品を残すという行為になり、修正ありきで作品を作り上げる場合、「下書き」や「下描き」と記します。
しかし、修正をしないでぶっつけ本番で作品を残す場合、「直描き」や「直書き」とすることで、修正などを全く行わず、作品を作り上げた行為であると示すことが可能です。
ただし、「直書き」や「直描き」は修正したような個所が見られた場合、直に書き込んだと言えず、無効となりオンライン配信で作品をじかに生み出した場合でも、修正行為を行った場合、「直書き」や「直描き」と呼べなくなりますので証明はいかに作品を残すものが修正をしていないかを調べることで後からデッサンであったということや、修正した個所が見られるなどが分かります。
こうした修正が認められた場合、「直書き」や「直描き」は「下描き」や「下書き」になります。