「不毛な議論」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「不毛な議論」

「不毛な議論」とは全く実りがない会話、話し合いのこと、良い結果が望めない議論のことを言います。

「不毛」という言葉の意味を理解できれば意味はわかるかと思います。

それでは「不毛な議論」の意味、使い方などを見ていきましょう。

「不毛な議論」の意味

「不毛な議論」「不毛」ですが、これはやせた土地で作物や草木が育たないことを言います。

「不毛の大地」など表現できます。

それともう一つの意味が何の進歩も、成果も得られないというものがあります。

「不毛な議論」というのはこちらの意味になります。

いくら話し合っても平行線で成果は得られない、また価値のない争いといったことを言い表すのに使います。

「不毛な議論」の言葉の使い方

「不毛な議論」の使い方ですが、話し合っても無駄なこと、またそのような人間関係などに使われることが多いのです。

仕事の場においての無意味な会議を繰り返すことであったり、生活では何度も同じことでの夫婦や親子喧嘩などが「不毛な議論」ではないでしょうか。

自分にとって何の得にもならない、価値がないことに対して使いますのでいい意味はありません。

どちらかと言えばうんざりした時などについ出てしまったり、もうどうしようもないと見切ったことに対して冷静に言ったりすることが多いでしょう。

「不毛な議論」を使った例文・短文(解釈)

「不毛な議論」の例文1

「これ以上、不毛な議論を繰り返すのはごめんだ」

不毛な議論というのは、実りのない会話、会議ですからはっきり言えば時間の無駄であり、自分自身も消耗します。

相手との話し合いに疲れた時、もう話したくないという意味を込めて使うことができます。

言われた側としては、あなたと話していても、価値が無い、何の成果もないということになりますから、非常にきつい言葉でもあります。

これ以上いい関係性が望めない、もう見限ってもいいという気持ちがあることが伝わるのです。

このような言葉を人から言われた時は、関係を継続したいならばそれ相応の努力が必要となるでしょう。

「不毛な議論」の例文2

「また不毛な議論になるだけだ」

会議、話し合いという場を作るのが好きな人というのはどこにでもいます。

集まって話し合ったところで何か良い方向に進んだり、成果が得られるわけでもなく、ただ話し合って終わるだけという場合は「不毛な時間」を過ごしているだけとも言えるでしょう。

どうせ話し合ったところで意味がない、時間が無駄だという時に「また不毛な議論になるだけだ」と、怒りや諦めといった気持ちを表すことができます。

「不毛な議論」の例文3

「不毛な議論に何の意味もない」

「不毛」とは毛がないという意味ではありません。

もともとの意味は一毛作、二毛作といったように「毛」ではなく「作物」「草木」のことを表しているのです。

一毛作は同じ耕地で、年に1回作物を作ることであり、二毛作は同じ耕地で、1年に二度、別の種類の農作物を作ることを言います。

つまり、不毛は育たないという意味ですから「不毛な議論」は何も実りがない、無駄な話し合いとなります。

どうせ話し合いをするならば何かしらの実りが欲しいと誰しも思うのではないでしょうか。

「不毛な議論」の例文4

「不毛な議論をしているだけで、状況は変わらない」

「不毛な議論」は何度繰り返しても同じです。

無駄な時間がただ過ぎていくだけで、状況が変わることはないのです。

同じ議論をするならば、例えわかりやすい成果がなくとも、自分にとって刺激を受けたり、学びとなるものが欲しいと感じるものではないでしょうか。

同じことばかり言い合っていても状況は変わりません。

変えたいと思うならば行動を起こすことが大事でもあります。

口だけは立派なことを言う人に対して「不毛な議論」と言う場合もあります。

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