この記事では、「亀レス」の意味を分かりやすく説明していきます。
「亀レス」とは?意味
亀のように遅いレスポンスの略で、インターネット掲示板の返答(レスポンス)が遅かったことやチャットの返答が遅かったことを意味しているスラング・インターネット用語となっています。
感覚としては1日以上遅ければ亀レスと言えるでしょう。
チャットでは一旦人がいなくなったときでのメッセージを残したりその時のチャットでは思いつかなかったことを返答する時、または話題が切り替えった時に前の話題の話を持ってくる時などが亀レスにあたります。
「即レス」が逆の意味にあたる言葉で、即レスポンスを返すという意味です。
意味としては亀レスと同じですがツイッターではレスをリプライというため、亀リプという言い回しも使えます。
「亀レス」の概要
亀レスは前置きに使用することが多く、「亀レスですが」というように伝えて後は本文になります。
2000年代初頭頃の発祥当時は顔文字・絵文字による亀レスを表すものはなく、文字によって表すのが基本となっています。
個人ホームページではレスと言う言葉は使われておらず、掲示板やチャット文化の言葉ということができます。
ただし電子メールでもカジュアルな会話ができる間柄では亀レスという言葉を使うケースもあったようです。
返答をコメントというシステムでも亀レスと言ったケースもありますが、亀コメということはほぼなかったようです。
なお、インターネット掲示板は現在のツイッターと同様、発信日時が記載されているシステムが基本だったこともこのような言い回しが生まれた背景と言えるでしょう。
亀レス自体はやや古い言葉ではありますが、LINEの返答が遅いことに対して亀レスというケースも見られます。
「亀レス」の言葉の使い方や使われ方
「インターネット回線が途切れてしまったので亀レスになってしまった」「亀レスで失礼します」「亀レスですが前回放送の感想です」「亀レスでもいいから」などの使い方がありどちらかと言うと発信者側が多く使う言葉で受信側は「返答は亀レスでもレス待ってます」と募集期間を長くするようなニュアンスで使うケースはありますが、レスに対して「それは亀レスです」とわざわざ人に指摘するほどのことでもないとも言えるでしょう。
「亀レス」の類語や言いかえ
亀レスという言葉には敬語の要素は持っていないので、使えない状況も存在しており、「返事が遅くなりましたが」「レスが遅くなりましたが」などという言葉を使うことがあります。
また、言い換えとしては「遅レス」「遅リプ」などがあります。
英語のスローなどをかけた亀レスに相当する言い回しは存在していません。
まとめ
亀レスは2000年前後のインターネット掲示板が普及しだした後の頃に普及した言葉で、即時性が高く、一般人が参加できるメディアであるインターネットというメディアならではの言葉とも言えるでしょう。
やや死後になった感もありますがツイッターやLINEで使われる場合もあります。