「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」とは?新語・ネット用語

この記事では、「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」【あらそいは、おなじれべるのものどうしでしかはっせいしない】の意味を分かりやすく説明していきます。

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」とは?意味

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」【あらそいは、おなじれべるのものどうしでしかはっせいしない】は、同じ能力があるものではないと強く競いたいと思えないので、争いすら起こらないという意味があります。

相手が気に食わないというだけで喧嘩をふっかけては争ったり、弱い者を追い込むように暴力をふるう、同じ趣味が原因で争いに発展する愚かな者に対して相手の力を見ることなく低レベルな喧嘩するその行為に対して煽りつつ、注意する意味として使われているスラグ用語です。


「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」の概要

興奮して喧嘩する者に対して、「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」と冷静沈着に伝える男の姿が目に浮かぶようなこの台詞の元ネタは、週刊少年サンデーの『神のみぞ知るセカイ』で、主人公の桂木桂馬が発したものです。

名言の多いマンガ版の「FLAG. 30 雨やんだら」に出てくる桂木は、人の気持ちを掴む台詞を言い放つ男であり、ファンが彼の言葉を掲示板で真似しています。

この桂木は、同じクラスの女子と口喧嘩したとき、簡単に負けてしまったそのトラウマから現実逃避し、二次元の世界に逃げ込みました。

逃げた後、もう現実の世界で簡単に喧嘩して酷い目に遭うのは嫌だと思った彼は「口喧嘩して負けてもカウントしない」と言い放ちました。

三次元は自分にとって関係ないと言う彼の言葉に共感した人の間で流行り、人々の記憶に残る台詞となったのです。


「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」の言葉の使い方や使われ方

二匹のオオカンガルーが無我夢中で殴り合う1コマから生まれたこの台詞は、「同じレベルの馬鹿二人が必死に喧嘩しているときや、同じ趣味を楽しむ人たちがその話で言い争う姿を見て、煽るときに使います。

また、人に「喧嘩したのか」と聞かれたとき、自分は低俗な喧嘩はしないと相手に伝えて、簡単には意味のない争いはする愚かな者ではないことを相手に伝えるときも「俺は現実と争うことはない」と言ってから「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」と伝えます。

類義語に「金持ちは喧嘩せず」があり、お金で物事を解決できる人は酷く動揺せず、問題を解決できるので無駄に争いはしないという意味で使われています。

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」を使った例文(使用例)

・『人が失笑してしまう低レベルな争いは、同じレベルの者同士でしか発生しないのだ』
・『相手の挑発に応じただけで同じレベルに堕ちるので、争いは、同じレベルの者同士でしかしない』
・『君は子供なので俺は喧嘩しない。争いは、同じレベルの者同士でしか発生しないから』
人から見て酷く低レベルな争いは思わず笑ってしまい、見ていられないと思うもの。

そんな失笑するような喧嘩に発展するのも恥ずかしいと思う人は相手の挑発に簡単にはのらないので、力の弱い子供と喧嘩することはないのです。

まとめ

まったく相手にならない者と争うのではただの馬鹿にしか見えないと感じた人は、簡単に相手の挑発にのりません。

まずは体の大きさを見たり、どのくらいの力があるのか見てから争うか、争わないかを決めるわけです。

あなたもそう簡単に喧嘩するのではなく、その人と争うことに意味はあるのかまず考えてから挑発にのるようにしてみるといいでしょう。