「事実」と「真実」の違いとは?分かりやすく解釈

「事実」と「真実」の違い違い

この記事では、「事実」「真実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「事実」とは?

「事実」とは、本当にあった事や、現実に存在することを指す言葉です。

哲学では、論理的必然性をもたず、他のあり方にもなりうるものとして規定されています。

哲学での使い方は別にして、一般的には『これは歴史的な事実です。』

『彼は事実を歪曲して話している。』の様に使われます。


「真実」とは?

「真実」とは、うそ偽りのない事や、本当の事を意味する言葉です。

仏教用語では、絶対の真理や真如を意味する言葉として使われます。

仏教用語は別にして、一般的には『彼の告白が真実かどうかは誰にも分らない』や『歴史的の出来事に対して、真実だとする説が複数提示されている。』の様に使われます。


「事実」と「真実」の違い

「事実」は、本当にあった事や、現実に存在することを指す言葉で、「真実」は、うそ偽りのない事や、本当の事を意味する言葉と辞書に記載されており、意味が似ていて同義語だとも思えます。

実際に2つの言葉を区別する事無く使ってい人も少なくありません。

しかし「事実」「真実」はニュアンスが違う言葉です。

例えば、ある会社で売上げが大幅に減少し、その原因と対策を議論している場合を考えます。

売上が対前年で30%ダウンしていると言う事は、売上集計の間違い等もなく、まぎれもない「事実」です。

それに対して、その原因を議論している中で、商品が時代にマッチしなくなって来ているや、競合他社が類似品を安い価格で販売したからや、不良品が多くてユーザーの信頼が亡くなったからと言った多数の原因が上げられました。

これは、各セール?が考えた「真実」でしょうが、「事実」とは言えないのです。

すなわち、「事実」は実際に起こっている疑いの余地のない事ですが、「真実」には根拠があっても人の主観が紛れ込んでおり、必ずしも「事実」とは言えないのです。

言い換えれば、「真実」とは、各人が考える「事実」であり、必ずしも一つではなく、多数存在すると言えるのです。

また別の例として、週刊誌が事件を報じる場合に、『「真実」はこれだ!』とキャッチ―なコピーを使ってアピールしている事がしばしばあります。

しかし、この週刊誌は「事実」とは言わずに「真実」の表記を使っており、その通りに内容は週刊誌側の主観が色濃く入っている事が多いのは、周知の事と言えます。

まとめ

「事実」は、本当にあった事や、現実に存在することを指す言葉で、「真実」は、うそ偽りのない事や、本当の事を意味する言葉と辞書に記載されており、意味が似ています。

しかし2つの言葉のニュアンスは異なるもので、同じではありません。

「事実」は実際に起こっている疑いの余地のない事ですが、「真実」には根拠があっても人の主観が紛れ込んでおり、必ずしも「事実」とは言えない場合に使うのです。

言い換えれば、「真実」とは、各人が考える「事実」であり、複数存在する場合が多いのですが、「事実」は一つしか存在しないものです。

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