「今日も今日とて」とは?意味や言葉の使い方など

「今日も今日とて」とは?意味と使い方

この記事では、今日も今日とての意味を分かりやすく説明していきます。

今日も今日とてとは?意味

今日も今日とてとは、昨日となんら変わらない同じような今日だけどという意味があります。

今日にはなりましたが、昨日とほとんど同じような日だという人の感情を表した言葉です。


今日も今日とての概要

昨日とほとんど同じ日を表す今日も今日とては、今日は今日といってもたいして変わらないという意味合いがあります。

この言葉は、「今日」「今日と言っても」という言葉を合わせたもので、短くし、話しやすくした言葉です。

人の感情を簡単に表す言葉でもあり、特に昨日と変わりがないと思うその気持ちを表すときに使います。

この言葉は、土佐日記や徒燃草などの文学作品に使われている言葉でもあり、古い表現方法です。

しかし、近年はSNSやブログ、アニメなどで若い世代が使い、ちょっとした流行語となっています。

また、来る日も来る日もたいして楽しいことがないと思う人は、その生活にあきてしまっているネガティブな気持ちを人に伝えるとき「今日も今日とていいことなどないだろう」と、その日に刺激的なことやハプニングは期待できない気持ちも表しています。


今日も今日とての言葉の使い方や使われ方

相も変わらずという意味としても使う今日も今日とての使い方には3パターンあります。

ポジティブな恋愛においての使い方は「今日も今日とて君への愛情は変わらない」「今日も今日とて夫を愛している」と使います。

気分が落ち込むようなネガティブなことが起きたときの使われ方は、「今日も今日とて子育てに追われる」「今日も今日とて激しい夫婦喧嘩」と使います。

日常茶飯事であったり、憂鬱で悲壮感に感じるその気持ちを言い表すときに使います。

「今日も今日とて残業に追われる」と、ビジネスシーンでもまた昨日と同じように残念なこと、つらいことが起きたときに使われています。

普通の気持ちを表したときの使い方は、「今日も今日とて日差しが暑い」「今日も今日とて私は白米を食べる」などと使います。

昨日のまったく同じという意味を表します。

このときの感情としては、嫌な気持ちというよりも、日々の同じ生活を平和に感じ、こんな生活もまあ幸せであるだろうと思う気持ちを伝えられる言葉です。

今日も今日とてを使った例文(使用例)

・『今日も今日とて夫は酔っ払って帰ってきた』
・『今日も今日とて私は紅茶を飲んでいる』
・『今日も今日とて趣味のヨガをやっている』
毎日同じことをやっているという意味がある今日も今日とては、家族がまた同じことをして帰ってきたとき、皮肉を込めて使うことがあります。

また、自分が毎日やっていることを分かりやすく例えたり、趣味であるヨガを毎日やっていることを人にアピールするときにも使えます。

まとめ

今日も今日とては、毎日同じ生活であったり、毎日同じ状態など様々なことに使える言葉です。

そのことでうんざりした気持ちや残念な気持ちを表したいときに使えますし、反対に何気ない日々を楽しむときに使う言葉でもあります。

その状況によって、自分にはどのような使い方が合っているかチェックして、古風に表現してみるといいでしょう。

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