「仲睦まじい」とは?意味や使い方、例文や概要

「仲睦まじい」とは?新語・ネット用語

この記事では、「仲睦まじい」の意味を分かりやすく説明していきます。

「仲睦まじい」とは?意味

「仲睦まじい」の読みは「なかむつまじい」で、仲が良い事、親密である事が、その意味です。

「仲」がなく、「睦まじい」だけでも同じ意味となります。

「睦まじい」「睦」は、「目」と寄せ集まるを意味する「?」が組み合わさったもので、ここから「目が寄せ集まる」の意味となり、転じて「親しくする」意味となったものです。


「仲睦まじい」の概要

「仲睦まじい」という言葉は、夫婦の仲が良い場合にのみ使う言葉だと思われている方も少なく無いでしょうが、夫婦に限らず、恋人や兄弟姉妹が仲が良い場合にも使われる言葉です。

また仲の良い家庭や仲の良い雰囲気の職場等にも使われますし、最近のジェンダーフリーの認知から男同士や女同士が良い中の場合にも使われます。

ただし、仲の良い友人に対しては余り使われる事はないと言えます。

関西では、正月の鏡餅に飾られる串柿に関して、この「仲睦まじい」という言葉が、その串柿の刺し方・配置に関して以下のように言われています。

串柿は、皮をむいた10個の柿を、竹串に刺して乾燥させたもので、三種の神器の剣(つるぎ)に見立てて飾られるものです。

ちなみに、鏡餅は三種の神器の鏡に、お餅の上に乗せるダイダイはまが玉に見立てたものです。

この10個の串柿には「いつもニコニコ(2個2個)、仲むつ(中六つ)まじく」との意味を込めて、両側に各2個を並べて刺し、少し間隔を開けて真中に6個の柿が刺されています。

地方によって、串柿の刺し方に違いがあるかもしれませんが、関西ではこうした意味を込めた配置・刺し方となっているのです。

こんな縁起物の鏡餅にも家庭が円満で「仲睦まじい」関係であり続けられる想いも込められた風習と言えます。


「仲睦まじい」の言葉の使い方や使われ方

「仲睦まじい」の言葉の使用例としては、『ご近所のあの老夫婦はいつも仲睦まじく、私達も年老いてもあんな夫婦でいたいと思っています。』や『あのカップルは仲睦まじく、理想のカップルだと思います。』や『私の職場は仲睦まじく、まるで仲の良い家族の様です。』や『近所の幼いあの子たちは、まるで兄弟のように仲睦まじい。』などが上げられます。

「仲睦まじい」の類語や言いかえ

「仲睦まじい」の類語や言いかえとしては、先にも記載した様に「睦まじい」が同義語で、類語としては「懇ろ (ねんごろ)」「親密」「仲良い」が、挙げられます。

また「仲睦まじい夫婦」に対しては、「おしどり夫婦」が最もぴったりとした類語と言えます。

まとめ

「仲睦まじい」の読みは「なかむつまじい」で、仲が良い事、親密である事が、その意味です。

「睦まじい」だけでも同じ意味となります。

夫婦やカップルに対して使われる事が多い言葉ですが、兄弟姉妹や家庭や職場のメンバー等が仲の良い場合にも使われます。

ただし、幼い子供同士を除いて、友人間の関係には使われる事は余りありません。