この記事では、「休戦」と「停戦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「休戦」とは?
「休戦」は「きゅうせん」と読みます。
意味は「戦争中に当事国同士が合意して、戦闘行為を一時中止すること」です。
主に、戦争の終結に向けて、当事国同士が話し合いをした結果、合意の上で戦闘を中止することをいいます。
戦闘は止まっても国交は開始されていない状態ですが、長期に渡る「休戦」の結果、終戦することが多くなります。
ここから転じて、日常で「争いごとや競っていることを一時中止すること」という意味で「権力争いは一時休戦状態だ」などと言うこともあります。
「停戦」とは?
「停戦」は「ていせん」と読みます。
意味は「戦争中に当事国同士が何らかの目的の為に合意して、戦闘行為を一時中止すること」です。
「停戦」も「休戦」と同様「戦闘行為を一時中止すること」という意味ですが、期間と目的が違ってきます。
「停戦」の場合、戦禍が酷くなって第三国が仲介したり、負傷者の手当てをする為に特定の地域で戦闘をやめたり、「休戦」や「終戦」の交渉が行われたりします。
「休戦」と「停戦」の違い!
「休戦」は「終戦に向けて合意の上、戦闘行為を長期間中止すること」です。
「停戦」は「目的があって合意の上、戦闘行為を一時中止すること」です。
まとめ
今回は「休戦」と「停戦」の違いをお伝えしました。
「休戦は戦争終結に向けて行われる」、「停戦は一時的に行われる」と覚えておきましょう。