この記事では、「休職」と「退職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「休職」とは?
「休職」の意味と使い方について紹介します。
「休職」の意味
「休職」は「きゅうしょく」と読みます。
意味は「何らかの事情により、会社に籍を残したまま一定期間労働しない状態のこと」です。
「休職」の使い方
「休職」は、何らかの事情により、会社との雇用契約を維持したまま、職務を休むことを言います。
会社に在籍している状態ですので、健康保険や厚生年金などは会社の制度が適用されます。
「休職」の理由としては「業務外の病気やケガ」「家族の介護」「留学」などがあります。
最近では「うつ」による「休職」も増えていて、社会問題になっています。
「休職」は労働基準法で定められている制度ではなく、その会社により制度の内容が違います。
一般的には期間が定められ、その期間内であれば復職が可能です。
「退職」とは?
「退職」の意味と使い方について紹介します。
「退職」の意味
「退職」は「たいしょく」と読みます。
意味は「自ら会社との雇用契約を解除すること」です。
「退職」の使い方
「退職」は、自分で会社に申し出て承認を得た上で、雇用契約を解除することを言います。
「退職」の理由としては「転職」「結婚」「定年」「病気やケガ」などがあります。
転職する場合は、転職先の会社で健康保険厚生年金の手続きをしますが、失職する場合は市区役所で「国民健康保険」「国民年金」に加入手続きをする必要があります。
因みに、一定年数以上勤務した場合、会社が「雇用保険」に加入していれば「失業保険」の手続きができます。
また、会社の規則によっては「退職金」が支払われることもあります。
「休職」と「退職」の違い!
「休職」は「会社に籍を残したまま一定期間労働しない状態のこと」です。
「退職」は「自ら会社との雇用契約を解除すること」です。
まとめ
今回は「休職」と「退職」の違いをお伝えしました。
「休職は会社に在籍している」、「退職は籍がなくなる」と覚えておきましょう。