「余韻に浸る」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「余韻に浸る」

余韻に浸るというのは「よいんにひたる」と読みます。

ある物事が終わった後、残る余情を味わっている状況を指すこともありますし、音が鳴り終わった後に残る響きを味わうことを意味することもあります。

日常会話でもよく使われる表現です。

「余韻に浸る」の意味

余韻に浸るという表現には基本的に4つの意味があります。

感動してその思いをかみしめること、良かったとしみじみ思うこと、演奏が終わった後の音の響きを感じること、そして楽しさと切なさの混じった感情を指しているのです。

例えば結婚式が終わった後、いつまでたっても自分の結婚式の幸せな状況が忘れられず、感動してその思いに浸るということもあるのではないでしょうか。

それこそまさに余韻に浸るということになります。

「余韻に浸る」の言葉の使い方

余韻に浸るという表現には先ほども述べた通り、4つの意味があります。

そのため、どの意味で使われているかという事は文脈で判断しなければいけません。

感動して思いをかみしめるという意味では「映画を観た後に余韻に浸った」ということができますし、良かったとしみじみ思うという意味では「旅行から帰っても余韻に浸っていた」ということができます。

文によって意味が変わるということを覚えておきましょう。

「余韻に浸る」を使った例文・短文(解釈)

それならば、余韻に浸るという表現を使った文章はどのようなものになるのでしょうか。

ここでは余韻に浸るという言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「余韻に浸る」の例文1

「彼女はボーイフレンドとデートで映画を見たけれど、その映画がとても良かったために終わってからもしばらく余韻に浸っていた」

ロマンス物の映画など、終わってからも幸せな気持ちでいられるものがありますよね。

デートで恋人と映画を見に行く人も多いことでしょう。

映画を見たらその映画がとても良かったためにしばらく余韻に浸った、「あの映画がよかった」という気持ちがしばらく忘れられなかった、という人もいるのではないでしょうか。

特に好きな人とデートで見ることができたという点も重要です。

そのような素晴らしい映画を好きな人と2人で見ることができたというのは本当に幸せなことなのです。

「余韻に浸る」の例文2

「ハワイでの結婚式が終わった後も彼女はしばらく余韻に浸っていた」

最近は海外ウェディングなどが人気ですね。

ハワイなど、外国で結婚式をあげたいと思っている女性は多いのではないでしょうか。

実は海外ウェディングの方が招待客が少ないため、安く抑えることができるなどといったメリットもあります。

ハワイの美しい教会で、青い海を見ながら結婚式をあげた後、その光景が忘れられずにいつまでたっても余韻に浸っているという女性は少なくありません。

「余韻に浸る」の例文3

「世界的に有名なピアニストの演奏会に行くことができ、演奏が終わった後も母親はしばらく余韻に浸っていた」

世界では様々なピアニストや演奏家たちが活躍しています。

世界レベルの音楽家たちの演奏を聴くことができるととても感動しますよね。

演奏会が終わった後もついぼーっとしてしまう、演奏会が終わった後もしばらく席を立つことができない、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

まだ頭の中で素晴らしい演奏が続いているかのような感じがし、そのまま動けないという人は意外に多いものです。

「余韻に浸る」の例文4

「同僚たちがサプライズで昇進のお祝いパーティーを開いてくれたため、彼女はとても喜び、その後もしばらく余韻に浸っていた」

女性にとってキャリアを積むという事は大切です。

男女雇用機会均等法ができても、女性が男性と同じように働くという事は簡単ではありません。

そのため、子供を育てながら家庭を守り、同時にキャリアを育てられる女性はあらゆることを両立して行っており、多くの女性の理想と言えるでしょう。

そして昇進した時、もしも同僚がサプライズでパーティーを開いてくれたらとても嬉しいですよね。

その時の感動が忘れられず、いつまでたっても幸せな気持ちでいられるならば、それはまさに余韻に浸っていると言えるのです。

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