「修正」と「修整」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「修正」と「修整」の違い違い

この記事では、「修正」「修整」の違いを分かりやすく説明していきます。

「修正」とは?

十分でないところ、適切でないところを、よい方に直すことです。

文字や絵、考えや方向などの悪い部分を改め直すことを意味しています。

「修正テープ」という文房具があります。

鉛筆やシャープペンシルで書いた文字は消しゴムで消すことができますが、ボールペンで書いたものは消すことができません。

そのようなときに、この文房具が役立ちます。

間違っている部分、すなわち適切でないところを正しく直すために、「修正テープ」を使って文字を消すことが可能です。

消した後には、正し文字に書き直すことができます。

次年度の予算案を作ったとします。

これを作った時点では、この案が最善だろうと思っていたのですが、案を見直してみると不十分なところがありました。

不十分なままの案を使ってしまっては、不十分な事態になる可能性があります。

そこで、この案を現実にあったよいものに直しました。

この案は「修正案」ということができます。


「修正」の使い方

十分でないところや適切でないところを、よいものへと直すことを指して使用します。

壊れた建物や器械などを直すことには使用せず、考えや方向など抽象的なことや、文字や絵を直すことをいいます。

もともと悪かったものをよいものにすることを言う場合が多いです。


「修整」とは?

「修整」には2つの意味があります。

一つは、出来がよくないところを整え直すことです。

悪いところをきちんとした状態に直すことを意味しています。

整えるには、必要なものをすべてそろえる、交渉などを成立させる、乱れたところがないようにきちんとする、望ましい状態にしておくなどの意味があります。

「修整」が意味する整えるとは、きちんとする、望ましい状態にするといったことです。

もう一つの意味は、写真で原版や印画の傷を消したり、手を加えたりすることです。

レタッチともいいます。

「修整」の使い方

好ましくない点や出来が悪いところを直す意味や、写真を直す意味で使用されています。

写真の意味では、レタッチと表現することもあります。

「修正」と「修整」の違い

どちらの言葉も「しゅうせい」と読みますが、意味はやや違います。

前者の言葉は、文字や絵、考えや方向などの抽象的なことを直すことをいいます。

後者の言葉は、好ましくない点を整え直すことをいいます。

整えるという意味が含まれています。

また、レタッチのことも指しています。

「修正」の例文

・『修正することは可能です』

・『文字を修正する』

・『修正を加えてください』

・『修正が必要だ』

「修整」の例文

・『一部を修整しました』

・『修整を加えています』

・『簡単に修整することができます』

・『これは修整された写真です』

まとめ

2つの言葉は同じ読みをし、直すという意味を含んでいる点も同じですが、何をどのように直すのかという点に違いがあります。

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