この記事では、「値上げ」と「値上がり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「値上げ」とは?
「値上げ」は、自分側の意図で値段を釣り上げることを「値上げ」と日本語では呼びます。
逆に、自分が意図しない価格の上昇の場合、「値上がり」と呼びます。
「値上げ」の使い方
「値上げ」は、自分側から値段を釣り上げる場合、相手やその週に対して了承などを取ることなく価格を釣り上げる場合使用します。
つまり、強制的に値段を釣り上げることを指すのがこの言葉であり、「値上げ」が行われた場合、値段が吊り上がっても必要とする者であれば、購入をする必要性がありますが、購入が不必要である場合、「値上げ」という行為はあまり意味をなさないです。
「値上がり」とは?
「値上がり」は、受け手となるものの言い方で、こちら側に値段を上げる要素がない上で、他者が値段を釣り上げる場合使用する言葉です。
例を挙げますと、パンの値上がりはこちら側が自由に値段を釣り上げるのではなく、パン屋の事情で値段が上がるため、「値上がり」となります。
「値上がり」の使い方
「値上がり」は自分に主導権がない物の価格が吊り上がる場合使用する言葉です。
その為、自分が主体になり値段を上げる場合、「値上げ」ですが、「値上がり」は、自分以外のものが値段を作り上げる場合使用します。
「値上げ」と「値上がり」の違い
「値上げ」と「値上がり」の違いは、自分が値段を上げる要因となるかそうではないかです。
例えば、パンを「値上げ」とした場合、パン屋が自分の意志で値段を釣り上げていますが、パンが「値上がり」であれば、パン屋の意志に関係がなく値段が吊り上がっていて材料の価格が高騰したと見れるのです。
「値上げ」の例文
・『お米の価格を値上げせざるを得ない』
この例では、お米を販売している事業者側の都合でお米の値段を釣り上げざるを得ない状況であるとする例です。
これはおそらく、お米を販売する側が意図的に上げなければ商売が成り立たないことを意味します。
「値上がり」の例文
・『原油の値上がりは天井知らずだ』
この例は、原油を扱う者か原油を必要とする者の意図に関係なく、価格が吊り上がっていることを指します。
この例の場合は、原油を取る産出国とそうではない国の関係があげられ、意図せず価格が上がっていることを踏まえると産出国ではない国の原油高騰の問題であると予想できます。
まとめ
「値上げ」と「値上がり」の違いは、意図的に自らが主導して価格を釣り上げるかそうではないかです。
「値上げ」は、値段を釣り上げる側が自分にあり、「値上がり」は受け手となり、他の要因で値段が吊り上がる様子を指します。
例を挙げれば、原油の「値上げ」は、ガソリンを扱う事業者の都合であるに対して、「値上がり」はガソリンを扱う事業者の意図に関係なく輸送上の観点から仕方なく値段が上がるのです。