この記事では、「先日」と「昨日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先日」とは?
先日とは、せんじつという読み方をすべき言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を見れば直ぐに分かる様に、時間的に早い方とかある時点より前といった意味を持つ先に、一昼夜とか太陽といった意味がある日の漢字を付け足す事で成立している言葉となっています。
だからこそ先日とは、少し前の近い過去の日を表すのです。
「先日」の使い方
先日は、過去の日を表す言葉ですが明確に何日前といった決まりがある訳ではありません。
ですがあくまでちょっと前の過去である事を表すので、先日はせいぜい1ヶ月以内の過去を表したい時に用いるのが基本です。
逆に言えば1ヶ月程度の範囲内であれば、3日前でも3週間前でも同じ先日という言葉を使う事が出来ます。
「昨日」とは?
昨日とは、さくじつとかきのうという読み方をする言葉です。
文字で表記されたこの言葉を見れば一目瞭然ですが、きのうとか昔、以前といった意味を有する昨に、昼夜24時間の一区切りやひるま等の意味がある日の字を加える事で誕生した言葉となっています。
そのため昨日とは、今日より1日前の日やごく近い過去を示すのです。
「昨日」の使い方
昨日は、今日より1日前の過去の日を表す言葉として使用されています。
しかもこの昨日という言葉は、日常的にも頻繁に使われるので見聞きする事が少なくありません。
もっとも1日前という近い過去だけを限定して使用すべき言葉であるため、当然ですが同じ過去でも2日前や1週間前の事に対してこの言葉を用いる事は出来なかったりします。
「先日」と「昨日」の違い
先日と昨日の文字を見比べれば直ぐに、最初の文字が先と昨という明らかな違いを発見する事が可能です。
しかもこの文字の違いにより、この2つの言葉が表す意味合いも違っています。
なので意味を理解すれば、使い分けの際に迷ってしまう事はありません。
まず先日ですが、少し前の比較的近い過去を表す言葉です。
ただし明確にどの位前の過去かは決められていないので、大体1ヶ月程度前までの過去であればこの先日という言葉で表す事が出来ます。
一方の昨日は、今日の1日前という過去の日を限定的に表す言葉です。
「先日」の例文
・『先日ご提案させて頂いた件について、ご検討頂けましたでしょうか』
・『彼女とは先日街でばったり会いましたが、元気そうにしていました』
「昨日」の例文
・『昨日張り切って運動したせいで、今日は筋肉痛に苦しんでいます』
・『面接は昨日だったので、まだ結果は出ていません』
まとめ
2つの言葉は、最初の字が先と昨という違いがあるものの、2文字目は同じ日という字が付く言葉同士となっています。
更にどちらも、過去の日を表す言葉である点も少しややこしいです。
もっとも先日はちょっと前の過去の日を表す言葉で、明確な範囲は決まっていませんが、最大で1ヶ月程前までは遡って使用可能な言葉となっています。
対する昨日は同じく過去の日を表す言葉ですが、こちらは今日から1日前の過去の日を限定して表す言葉です。