「内向的」と「人見知り」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈0. 序文 この記事では、「内向的」と「人見知り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内向的」とは?
「内向的」は「ないこうてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「精神的な悩みが心の中にこもって広がる傾向があること」という意味で、心配や不安を心にため込みやすい性質があることを言います。
2つ目は「趣味や関心を持つことが、自分の内面に向かう様子」という意味で、心の働きが自分の内面に向かう性質があることを言います。
上記に共通するのは「内側に向かう」という意味です。
「内向的」の使い方
「内向的」は「精神的な悩みが心の中にこもって広がる傾向があること」「趣味や関心を持つことが、自分の内面に向かう様子」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「内向的だ・である」と使われたり、形容詞として「内向的な」と使われたり、副詞として「内向的で」と使われたりします。
基本的に、自分で感じたり考えたりしたことを表に出さず、自分の中にため込む傾向がある様子に使われる言葉です。
「人見知り」とは?
「人見知り」の意味は以下の通りです。
1つ目は「子供が知らない人を見て恥ずかしがったり嫌がったりすること」という意味で、子供が初対面の人になつかない様子を言います。
2つ目は上記から転じて「初対面の人になじめずに苦労すること」という意味で、大人で社交性のない人のことを言います。
上記に共通するのは「初対面の人が苦手」という意味です。
「人見知り」は「人」+「見知る」で「人の顔を覚える」を表すという説と、「人見」+「知る」で「人から見られることが気になる」を表すという説があります。
「人見知り」の使い方
「人見知り」は「子供が知らない人を見て恥ずかしがったり嫌がったりすること」「初対面の人になじめずに苦労すること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「人見知りだ・である」と使われたり、形容詞として「人見知りの」と使われたり、副詞として「人見知りで」と使われたりします。
基本的に、初対面の人が苦手で、なじめない様子に使われる言葉です。
「内向的」と「人見知り」の違い
「内向的」は「自分で感じたり考えたりしたことを表に出さず、自分の中にため込む傾向がある様子」という意味です。
「人見知り」は「初対面の人が苦手で、なじめない様子」という意味です。
「内向的」の例文
・『彼は内向的だが暗い性格ではない』
・『彼女は内向的な分表現力に優れている』
・『彼は普段内向的だが、実はロックバンドをやっている』
・『彼はやや内向的だがとても感じがいい人だ』
「人見知り」の例文
・『子供の頃は人見知りだった』
・『3歳の娘が人見知りする』
・『人見知りは大人になればたいてい直る』
・『彼は人見知りで初対面の人とほとんど喋らない』
まとめ
今回は「内向的」と「人見知り」について紹介しました。
「内向的」は「心にしまい込む」、「人見知り」は「初対面の人が苦手」と覚えておきましょう。