この記事では、「出勤」と「出社」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出勤」とは?
「出勤(しゅっきん)」とは、「プライベートの時間ではなくて、義務的な仕事をしている時間」を意味しています。
「出勤」というのは「個人的な自由時間ではなくて、仕事に勤めていること」を意味する言葉であり、「一定の時間にわたってそれをしなければならない仕事をしている状態」を示唆しています。
「出勤」という言葉の響きには「会社の事務所・店舗などに実際に行って働く」といったイメージを持ちがちですが、実際には「出勤」は「広い意味での仕事をしている状態・時間」という意味を持っているのです。
そのため、「出勤」は「会社(オフィス)・お店などに実際に足を運んでいなくても、出先・自宅(在宅)などで仕事をしている状態」も含んでいる表現として理解することができます。
「出社」とは?
「出社(しゅっしゃ)」とは、「仕事をするために、所属している会社にまで行くこと」を意味しています。
「出社」は、「雇用されている会社のオフィス・店舗にまで行って働くこと」を示しています。
「出社」には、「決められた勤務をするために、会社や店舗に行くこと」といった意味のニュアンスがあります。
そのため、「仕事以外の用事・対面などで会社に行くこと」は「出社」とはいいません。
また「出社」は、基本的に会社に雇われている社員・アルバイトなどが使う言葉で、雇用関係のない「自営業・自由業(フリーランス)」の人たちは「出社」とはいいません。
「出勤」と「出社」の違い
「出勤」と「出社」の違いを、分かりやすく解説します。
「出勤」は「仕事をしていること全般」を意味していて、「出社」のように「働くために会社に行くこと」は必ずしも必要な前提条件ではありません。
「出勤」は「仕事をしている状態すべて」に使える言葉で、仕事をどこでするのかの「場所」は問わないのです。
「出社」を「仕事のために会社に行くこと」なので、仕事の場所は「事業所・オフィス・店舗」になるという違いを挙げられます。
また「出社」は主に「会社に雇用されている会社員」が使う言葉ですが、「出勤」であれば「自営業・フリーランス」でも使える違いもあります。
「出勤」の例文
・『土曜日も出勤になっているため、今週は日曜日だけしか休むことができず疲労がピークに達しそうです。』
・『今月のアルバイトの出勤日数は18日くらいしかなく、先月よりもだいぶ出勤が減っているので給料が少なくなりそうです。』
「出社」の例文
・『8時に出社しなければならないので、6時には必ず起床して身支度を整えてから、7時前には家を出るようにしています。』
・『コロナ禍の影響で人と対面しないテレワークが増えたため、出社しなければならない日が大幅に減っています。』
まとめ
「出勤」と「出社」の違いを詳しく説明しましたがいかがでしたか?
「出勤」とは「会社に出ているかに関わらず、勤務をしている状態」を意味していますが、「出社」は「勤めている会社に行った上で仕事をすること」を示している違いがあります。
「出勤」と「出社」の違いを知りたい時は、この記事の解説を参照してみてください。