この記事では、「出費」と「ラテマネー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出費」とは?
「出費」とは、必要に応じて金銭を出すことや、費用が出ること、その費用そのもののことです。
費用には、何かをするのに必要な金銭という意味があり、「出費」には費用が出ること、出ていく金銭について着目した言葉となります。
「出費」の使い方
「出費」は、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使える言葉で、必要な対価である場合も、浪費である場合も使える言葉に成っています。
家賃や光熱費、交通費などの固定費用を支出した際にも、食費や交際費、生活雑貨費などの変動費用を資質した際にも使えます。
例えば、固定費の出費は○○円でしたといった使い方や、出費がかさむといった使い方のように、支出される金銭全般に対して使える言葉となります。
日常生活では、他人に固定費のことなどをわざわざ話すことはあまりないことなので、日常会話では、交通事故や、お祝いごとなどで、意図せず発生した思わぬ金銭について話すときに使われる傾向が高くなります。
「ラテマネー」とは?
「ラテマネー」とは、普段コーヒーやお菓子代などにかけている細々とした少額の金銭のことです。
デビィット・バック氏の著書の日本語訳で「ラテマネー」という言葉が登場しています。
「ラテマネー」は、毎日習慣的に利用するコーヒーショップに支払う金銭のことで、その金銭が無駄であり投資に使うべきだと主張されています。
お店で一杯400円のコーヒーの例では、一カ月間で12000円の支出になるため、その費用を運用し続ければ、数十年後には多額の金銭が生まれるというわけです。
コーヒーラテが例として出たので、「ラテマネー」と名前がついていますが、お菓子代や交際費などのその他の細々とした少額の金銭のことについても含まれていることに注意が必要です。
「ラテマネー」の使い方
日本での「ラテマネー」は、日常の生活で生まれる細々とした少額の金銭を節約して貯蓄に回すといった意味合いで使われることが大半です。
本来の「ラテマネー」は、資産運用に回すという重要な部分が抜け落ちてしまっていることや、英語では“latte factor”となっていることに注意が必要です。
“latte factor”は、コーヒーラテが省略されて“latte”となり、要因、要素、原因などの“factor”が合わさった言葉で、コーヒーラテなどの日常的な習慣がお金が溜まらない原因といった内容で紹介されています。
「出費」と「ラテマネー」の違い
「出費」は、支出される金銭全般に対して使えるのに対し、「ラテマネー」は、日常の生活で生まれる細々とした少額の金銭を節約して貯蓄に回すといった意味合いで使われるという違いがあります。
まとめ
「出費」と「ラテマネー」の違いについて説明しました。
「出費」は、必要に応じて金銭を出すことや、費用が出ること、その費用そのもののことをさすのに対し、「ラテマネー」は普段コーヒーやお菓子代などにかけている細々とした少額の金銭のことをさします。
「出費」は、支出される金銭全般について使えるのに対し、「ラテマネー」は、日常の生活で生まれる細々とした少額の金銭といった意味で使われるという違いがあります。