「初志貫徹」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「初志貫徹」とは?四文字熟語

この記事では、「初志貫徹」の意味を分かりやすく説明していきます。

知らない用語を、今すぐ学んでいきましょう。

「初志貫徹」とは?意味

初志貫徹(しょしかんてつ)とは、志をつらぬき通すこと。

途中で諦めないで、投げ出さないことです。

好きな座右の銘によくランクインする、前向きなフレーズになります。

「初志貫徹」には「初志」「貫徹」という熟語から成り立っています。

初志とは、計画を立てたときに最初に抱いた思いのこと。

失敗やトラブルを恐れない、素直な気持ちのことです。

そして「貫徹」とは、つらぬき通すこと。

ブレずに最後までやり抜くこと、そうした意気込みを「初志貫徹」と呼んでいます。


「初志貫徹」の概要

「初志貫徹」は自然に生まれた言葉です。

語呂がいいことから、小中学生の書初めのお手本として選ばれています。

「初志」が女性らしい丸みを帯びた字であること、そして「貫徹」が角ばった男性らしい字であることから、全体のバランスをとるのが難しい四字熟語です。

下にいくほど筆が力んで余白がなくなってしまうので、四文字とも同じ大きさで描けるように、何枚か練習をおこなうことがおすすめです。

また「初志貫徹」はお正月の書初めのほかにも、学校や企業のスローガンとしても採用されています。

「初志貫徹」は新年度に抱いた思いを忘れずに、最後まで勉強や仕事に熱心に取り組むこと。

中だるみしやすい心を整えてくれる、素晴らしい名言です。


「初志貫徹」の言葉の使い方や使われ方

「初志貫徹」はこのように使います。

「新入生の皆さんには、初志貫徹という言葉を贈ります」
「何ごとも初志貫徹。今年も一生懸命頑張ります」
・彼は初志貫徹という言葉通り、期待に応える成績をあげた。

「初志貫徹」は学校や企業の朝礼などで、よく引き合いに出される言葉です。

やる気を引き出したいとき、自分に向けて使うこともあります。

有能な人の褒め言葉として、用いることも多いです。

「初志貫徹」の類語や言いかえ

「初志貫徹」と同じように、前向きな言葉はいくつかあります。

・有言実行
・首尾一貫
・初心忘るべからず
有言実行(ゆうげんじっこう)とは、口に出したことを必ず実行すること。

そして首尾一貫(しゅびいっかん)とは、一途に貫くことです。

「初心忘るべからず」は計画を立てた当初の思いを、決して忘れないこと。

何事も謙虚に取り組むことです。

いずれも「初志貫徹」と同じような、情熱あふれる言葉です。

まとめ

「初志貫徹」の意味や例文をおさらいしました。

「初志貫徹」は最初に抱いた志を忘れずに、最後までつらぬき通すという訳があります。

時間が経つと当初の情熱が失われてしまい、挫けてしまうこともあります。

最後までやり抜いたあとに、見えてくる景色はすがすがしいものです。

気持ちが折れてしまいそうな時こそ「初志貫徹」という四字熟語を思い出して、緊張感のある日々を送っていきましょう。

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