「原料」と「材料」の違いは?分かりやすく解釈

「原料」と「材料」の違いは?違い

この記事では、「原料」「材料」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原料」とは?

「原料」「げんりょう」と読みます。

意味は、「あるものを作るもとになる物質」という意味です。

一つの形と役割を持っている物を構成したり、形にまとめたりする為に必要な元となる物質のことを言います。

「原」「はら」「もと」とも読み、「ものごとの始め」「ものごとの起こり」という意味、「料」「はかる」とも読み「あることの為に使うもの」という意味、「原料」「ものごとの起こりとなる為に使うもの」になります。


「原料」の使い方

「原料」「あるものを作るもとになる物質」という意味で使われます。

名詞として「原料は~である」と使われたり、副詞として「原料として」と使われたりします。

基本的に、ある物を作る為に使われるもととなる物質のことで、既に素材の形は失われている状態に使われる言葉です。


「材料」とは?

「材料」「ざいりょう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものを作る時にもとのなるもの」という意味で、あるものを作る為に必要な個々の物のことを言います。

2つ目は「ある判断を裏付け証拠となるもの」という意味で、研究や調査の結果を正しいとする為の根拠のことを言います。

3つ目は「芸術表現のもとになるもの」という意味で、芸術を作る際にネタとなるもののことを言います。

4つ目は「投資で相場を動かす要因」という意味で、相場を変動させるきっかけとなる経済の変化などのことを言います。

上記に共通するのは「あるものごとのもとになる」という意味です。

「材」「もととなるもの」という意味、「材料」「もとになる為に使うもの」になります。

「材料」の使い方

「材料」「ものを作る時にもとのなるもの」「ある判断を裏付け証拠となるもの」「芸術表現のもとになるもの」「投資で相場を動かす要因」という意味で使われます。

名詞として「材料は~である」と使われたり、副詞として「材料として」と使われたりします。

基本的に、ある物を作る為に使われる元となる物のことで、素材の形が残っている状態に使われる言葉です。

「原料」と「材料」の違い

「原料」「ある物を作る為に使われるもととなる物質のことで、既に素材の形は失われている状態」という意味です。

「材料」「ある物を作る為に使われる元となる物のことで、素材の形や内容が残っている状態」という意味です。

「原料」の例文

・『石鹸の原料は石油である』
・『何が原料か分からない素材は使いたくない』
・『子供から風邪薬の原料は何かと質問されて困った』
・『この緩衝材は天然由来の原料が使われている』

「材料」の例文

・『カレーを作るので材料を揃える』
・『真偽を判断するにはまだ材料が足りない』
・『今回の舞台は子供の虐待を材料にしている』
・『特に大きな材料がないので相場が動きにくい』

まとめ

今回は「原料」「材料」について紹介しました。

「原料」「素材の形が残っていない」「材料」「素材の形や内容が残っている」と覚えておきましょう。

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