この記事では、「反響」と「反応」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反響」とは?
音が、壁などのある物体面で反射されて、ふたたび聞こえることや、発表された出来事や事柄による影響からの反応や世間や人々の動きを指す言葉です。
大きい小さいで表される言葉で、反響が大きかったという言葉は世間が影響を大きく受けた、反応が大きかったことを指し、その反応は良いか悪いかまでの意味合いは含まれていません。
反響が良かったでは発信元がある程度思ったとおりに世間がよく動いたことを示します。
「部屋で反響が大きい」という言葉の場合は感想や反応による言葉ではなく、部屋での生活音が響いてうるさいという意味合いに取るのが一般的です。
「視聴者の反響が大きい」は感想や反応による言葉になります。
音の意味、感想などを指す両方で発生してからそのあとの反響で、音の発生、事柄が行われる前に反響が現れることはありません。
感想や反応の反響は、本編ではない先行情報のようなものでも集まることもあります。
「反応」とは?
薬の投与や打撃などを始めとした、ある刺激に応じてある現象が生じることで効き目などの意味もありますが、メインの効き目として想定されていない副反応と言った言葉もあります。
化学反応など、物質の相互作用によって別の物質を生じることも指します。
また、物事の働きかけに応じて起こる物事の動きという意味もあり、事件に対する世間の反応などの使い方があります。
また、裏切り者という意味もありますが現在ではあまり使われていません。
物事の働きかけに応じて起こる物事の動きという範囲の反応は人間だけが起こすものではなく犬の鳴き声に反応して逃げる鳥など動物、人感センサーに反応してライトが光るなど機械にも対応した言葉です。
無反応はリアクションがないこと、呼びかけに応じないことなどを指します。
「反響」と「反応」の違い
「反響」と「反応」の違いを、分かりやすく解説します。
反響は音に関する言葉の側面がありますが、人々の影響による動きという意味合いの場合、「叩かれて痛がる」などの反応よりも考え方が多く含まれていて、感想や、「続きが見たい」などの考え方が含まれています。
感想という言葉と意味合いが近づいている部分がありますが、大きな反響というように大きいという言葉と組み合わせて使うことが出来、反応よりは多人数を対象にしたケースが多く、反響を受ける側が反響という言葉を使う事が多いです。
感想という意味合いの反応では「良い反応があった」という言葉が使え、「視聴者から良い反応があった」「新しいマシンには良い反応があった」などの使い方があり、対象や用途が広くなっています。
まとめ
「反響」と「反応」は反響では音、反応では化学的な変化や反射的な対応も、裏切り者という意味も持っていますが、ともに感想を指す事ができる言葉でもあります。
厳密に使用されているわけではないですが、どちらかと言うと反響のほうが尊敬語的な含みがあるといえるでしょう。