この記事では、「可否を伺う」の意味を分かりやすく説明していきます。
「可否を伺う」とは?意味
「可否を伺う」とは、ある物事について妥当であるかどうか、よしあしについて目上の人に意見を尋ねるという意味を持ちます。
「可否を伺う」の概要
「可否を伺う」とは、「かひをうかがう」と読みます。
「可否」とは、文字通り物事について良いか、悪いかという意味を持つ言葉で、「伺う」とは、「尋ねる」「聞く」「行く」を目上の人に対して使われる謙譲語となります。
この場合の「伺う」は、「聞く」や「尋ねる」という意味を持っているため、「可否を伺う」とは、物事についてのよしあしを目上の人に意見を尋ねるという意味となります。
「可否を伺う」の言葉の使い方や使われ方
「可否を伺う」は「伺う」という謙譲語が使用されているため、基本的に目上の人に対して使われます。
「伺う」の意味として「行く」という意味も含まれていますが、この場合の「伺う」は「尋ねる」や「聞く」という意味合いが強いため、「行く」という意味ではあまり使用されません。
具体的な例を挙げると、ビジネスにおいて重要な取引の契約をする時、その契約が本当に正しいかどうかが分からず、上司に判断を仰ぐ場合「上司に契約の可否を伺う」と使用できます。
このように「伺う」という言葉が使用されている点が重要で、目上の人に対して使われる言葉という事を理解する必要があるでしょう。
「可否を伺う」を使った例文
・『この決定が妥当かどうか社長に可否を伺う事にしよう』
・『教授に可否を伺う事にしたが、教授も判断に迷っているようだった』
・『練習の可否を伺うため、チームメイトと一緒に監督のもとへと向かった』
「可否を伺う」の類語や言い換え
「可否を伺う」の「可否」には類語がいくつかあります。
物事の条件などが妥当であるかどうかを表す「適否」と言う言葉は「可否」の類語であると言え、主にある事柄に対して資質があるかどうかについて使われます。
ある事柄について、的をえた事であるかどうかを表す言葉として「当否」が挙げられます。
この「当否」もよいか悪いかを表す言葉ですが、主に判断や主張などについて使われる場合が多くなっています。
これらの類語は多少のニュアンスの違いはありますが、物事が妥当であるかどうかを表す言葉として使われているため、類語と言えるでしょう。
まとめ
「可否を伺う」とは、ある物事のよいあしについて目上の人に尋ねたり聞く事を意味する言葉です。
自分では判断できない事柄について、より詳しいと考える上司や先輩などの目上の人に対し決定の判断を委ね場合に使われます。
自分で決定する際や、自分より立場の下の人に対して使う言葉ではない点を注意しましょう。