この記事では、「右翼」と「左翼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「右翼」とは?
「右翼」の意味と概要について紹介します。
「右翼」の意味
「右翼」は「うよく」と読みます。
意味は「保守的な思想を持つ人や団体のこと」です。
「右翼」の概要
「右翼」は、社会一般に対して保守的で「伝統」「人としての仁義」を重視する考え方が強い人や団体のことを言います。
語源はフランス革命当時に、ブルジョワである市民を代表する派閥であったジロンド派が、議会で右側に位置していたことから来ています。
「右翼」は「長い間蓄積されてきた伝統や仕組みなどは簡単に変えるべきではない」と主張します。
その「伝統」の中には、「天皇制、王政、身分制」なども含まれています。
歴史的背景のある絶対的権威を主んじて、天皇制の復活を掲げて、街頭で演説するなどが「右翼」のイメージになっているのはこの為です。
「保守的」であることから、どうしても「革新派」とは真逆の位置になってしまうのです。
「左翼」とは?
「左翼」の意味と概要について紹介します。
「左翼」の意味
「左翼」は「さよく」と読みます。
意味は「革新的な思想を持つ人や団体のこと」です。
「左翼」の概要
「左翼」は、人は本来「自由」「平等」であり、「人権」が重んじられるという考え方をする人や団体のことを言います。
「右翼」に比べてあまり目立った存在ではありませんが、革新的であり、変えるべきものは変えて行こうという考え方です。
語源はフランス革命当時に、社会主義や共産主義を掲げる派閥のジャコバン派が、議会の左側に位置していたことからきています。
一般市民を代表する一派で、「自由」や「平等」に反する考え方に抵抗します。
ただし、強力なリーダーがいないと、うまくまとめていくのが困難になります。
「右翼」と「左翼」の違い!
「右翼」は「保守的な思想を持つ人や団体のこと」です。
「左翼」は「革新的な思想を持つ人や団体のこと」です。
まとめ
今回は「右翼」と「左翼」の違いをお伝えしました。
「右翼は保守派」、「左翼は革新派」と覚えておきましょう。