「名目」と「口実」の違いとは?分かりやすく解釈

「名目」と「口実」の違い違い

この記事では、「名目」「口実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「名目」とは?

「名目」とは、物の名前、名称という意味と、実体を表していない、形式だけの名、という意味があります。

後者の意味の場合は「口実」とも同義語として使うことができます。

「名目的」という言葉がありますが、これは表向きの理由や体裁だけがしっかりしている様子であるという意味で、反対語は「実質的」です。

こちらも併せて覚えておきましょう。

「女性相手の商売ということで、彼女を名目的に社長ということにしているが、実質的に取り仕切っているのは彼女のお兄さんだ」「接待用の経費という名目で支給されているが、実際は接待など行っていない」などと、使います。


「口実」とは?

「口実」とは、責任を逃れる為の弁解、理屈であったり、または言いがかりをつける材料のことでもあります。

古い日本語の意味として「言いぐさ」「よく口にする言葉」といったものもあります。

日常的な会話において使う意味は前者ですが、併せて覚えておくといいでしょう。

「それは上手い口実だ」「親戚の集まりは、子供を口実にして欠席した」「怪我をしたのを口実にしてチームからは脱会したが、一人で練習は続けている」などと、使います。


「名目」と「口実」の違い!

「名目」「口実」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は「言い訳」的な意味で同義語として使えますが、それ以外は意味が違っていますので、しっかり使い分けてください。

「名目」とは物の名前という意味と、実体を表していない形式だけの名という意味があります。

ただそのように名があるだけで、実体はないといった時に使います。

一方の「口実」とは責任逃れの弁解をする為の理屈であったり、言いがかりの材料という意味になります。

まとめますと「名目とは形式だけの名、実体がない」「口実とは弁解する為の理屈、言いがかりの材料」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「名目」「口実」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を理解して、ふさわしい方を選び使うようにしてください。

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