この記事では、「吸湿性」と「吸水性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吸湿性」とは?
「吸湿性」の意味と使い方について紹介します。
「吸湿性」の意味
「吸湿性」は「きゅうしつせい」と読みます。
意味は「空気中の水蒸気を吸い取る性質のこと」です。
「吸湿性」の使い方
「吸湿性」は、空気中に含まれている水分、詰まり水蒸気を吸い取る性質のことです。
水は空気中に「気体」となって含まれていて、このことを「水蒸気」と言い、湿気の原因になります。
この水蒸気を吸い取る性質があることを「吸湿性」と言い、主に布や繊維など、衣服に関係するものに使われています。
例えば、人が汗をかいた時に、汗が蒸発して水蒸気となったものを吸い取る性質がある衣服などに対して使われる言葉です。
例えばレインウェアの場合、防水効果が優れている反面、着てると蒸れてしまうのですが、「吸湿性」が高いことで快適に着られるのです。
「吸水性」とは?
「吸水性」の意味と使い方について紹介します。
「吸水性」の意味
「吸水性」は「きゅうすいせい」と読みます。
意味は「液体状の水分を吸い取る性質のこと」です。
「吸水性」の使い方
「吸水性」は、液体状の水分を吸い取る性質のことです。
水はそのままにしておくと流れ出してしまうのですが、布やスポンジにこれを吸い取る性質がある時に「吸湿性がある」と言い、他のものよりもよく吸い取る時に「吸湿性が高い」、吸い取りが悪い時に「吸湿性が低い」と言います。
例えば、人が汗をかいた時に、汗が蒸発する前に素早く吸い取る性質があるアンダーウェアなどに対して使われる言葉です。
その他にもバスタオル、フロアモップなどにも使われます。
「吸湿性」と「吸水性」の違い!
「吸湿性」は「空気中の水蒸気を吸収する性質」です。
「吸水性」は「液体状の水を吸収する性質」です。
まとめ
今回は「吸湿性」と「吸水性」の違いをお伝えしました。
「吸湿性は水蒸気」、「吸水性は液体」と覚えておきましょう。