この記事では、「命を刈り取る形」の意味を分かりやすく説明していきます。
気になったフレーズを確認しておきましょう。
「命を刈り取る形」とは?意味
「命を刈り取る形」というのは、殺傷能力があるということ。
人の命をサッと奪えるくらい、オフェンス力の高い人や武器だということです。
鋭くて刃がギラギラと光ったカマが、シュッと命を切り裂くように、すごみのある物に使われています。
恐ろしい顔をした死神が、ねらった獲物を捕まえていく姿をイメージします。
何度も耳にしているうちに、思わず身震いしたくなるような、おどろおどろしい表現です。
13日の金曜日のジェイソンのような、ホラーな言い回しです。
「命を刈り取る形」の概要
「命を刈り取る形」の元ネタとなっているのは、人気漫画の『BLEACH』です。
ブリーチの中では、檜佐木というキャラクターが登場します。
檜佐木は目鼻立ちが整った、クールなイケメンです。
檜佐木はこのストーリーの中で「見ろよ、コイツの形。
命を刈り取る形をしているだろ」と敵に武器を見せます。
そして「自分の握っている剣におびえる者に、剣をにぎる資格はない」と伝えます。
そしてこの言葉のあと、敵をこきみよく倒します。
時代劇を見ているような、なんともあっぱれな展開です。
「命を刈り取る形」だけを取り上げると恐怖を感じてしまいますが、全体を通してみると、なかなかの深いセリフを伝えているのが分かります。
檜佐木が言いたかったのは、ここぞという時には特別な武器が必要だということ。
そして特別な武器をあやつるには、それ相当の度胸が必要だということです。
剣術士としてのあるべき心得を説いているのが「命を刈り取る形」です。
「命を刈り取る形」の言葉の使い方や使われ方
「命を刈り取る形」はこのように用いています。
・『新しく戦闘系のフィギュアを買った。命を刈り取る形をしているだろう?』
・『海に出かけたら、流木を見つけました。命を刈り取る形をしています』
・『夜中の寒さで、陸橋がカチカチに凍っている。命を刈り取る形をしてるだろ?』
「命を刈り取る形」はカマのような形状の物体を見つけたとき、恐ろしい状況に遭遇したときに使います。
ブリーチの人物になりきって使うのが、うまい使い方です。
「命を刈り取る形」の類語や言いかえ
「命を刈り取る形」の関連語には、次の言葉もあります。
・命を刈り取る形をしてるだろう?
「命を刈り取る形」は単体で用いられることは少なく、語尾に「?」をつけて疑問形で終わらせます。
また「命を刈り取るスコップ」や「命を刈り取る物干し竿」のように、名詞とセットで使用されることもあります。
まとめ
「命を刈り取る形」の意味と使い方をチェックしました。
「命を刈り取る形」とは、漫画ブリーチから生まれたセリフです。
相手を秒速で倒せるくらい、切れ味のある武器という意味があります。
ネットではカマのような物体に対して、パロディのように用いています。
言葉遊びも楽しんでいきましょう。