「商標リス」とは?意味や言葉の使い方を解説

「商標リス」とは?新語・ネット用語

この記事では、「商標リス」を分かりやすく説明していきます。

「商標リス」の意味

「商標リス」とは、商標リスティング広告の略語で、他社の商標登録(ブランド名)を用いて広告を表示する手法です。


「商標リス」の解説

「リスティング広告」とは、ユーザーの求めた情報にそった購買意欲の高い広告を表示するサービスで、検索サイトなどで入力した情報を解析して、今そのユーザーが欲しがっている商品やサービスに関する広告をピンポイントで表示する手法となっています。

本来の「商標リスティング広告」とは、自社で商標登録された用語を用いてサービスや商品に関するリスティング広告を発信するものでしたが、有名な会社“A”の名前を使って、会社“B”がユーザーを取り込むような広告として使われています。

例えば、商標登録された業界最大手の会社“A”があったときに、同じ業界の会社“B”が広告を出すとします。

「会社“A”よりも格段に安い会社“B”と言った広告を出したとすると、会社“A”の関連サービスを求めて会社Aの名前で検索した人が、「会社“B”の方が安いならば会社“B”でサービスを受ければいいや」という風になるので効果的な広告を出せます。

例外ですが、同じようなサービスについて名前を用いずに広告を出したのに、広告を表示する側の大手検索サイトなどが勝手に関連付けしてしまい、意図せず「商標リス」が起こってしまう場合もあります。


「商標リス」の使われ方

「商標リス」とは、他社に乗っかってリスティング広告を出しているという意味で使われることが殆どですから、“SNS”などで使われている「商標リス」という言葉は、ネガティブな言葉として使われることが殆どです。

商標リスしやがって

商標リスされた側が、商標リスした人に抗議しています。

意図しない商標リス

広告主は、商標リスを意図してやっている訳ではないので、広告の発注先に風評被害をなくすために改善を求めることになります。

まとめ

「商標リス」とは、他社の商標登録を用いて広告を表示する手法です。

「商標リス」には、故意に行ったものと、意図せず行われてしまうものがあります。