「土壌」と「土」の違いとは?分かりやすく解釈

「土壌」と「土」の違い違い

この記事では、「土壌」「土」の違いを分かりやすく説明していきます。

「土壌」とは?

「土壌(どじょう)」とは、「地層における最上部・地層の中でもっとも上にある場所」のことを意味している言葉です。

「土壌」という地質学的な用語は、「砂・岩・動物の死骸・植物の腐敗物などが風化して堆積(たいせき)している地層の最上部」のことを意味しているのです。

「土壌」は、「土壌を構成している土・砂・岩などの物質」よりも「土壌のある地層のもっとも上の部分という場所」といった意味のニュアンスが強くなっています。


「土」とは?

「土(つち)」とは、「砂・岩などが風化してできた粒状の物質で地表を覆っているもの」を意味している言葉です。

「土」という地質学的な用語は、「岩石が分解して崩壊した砕片が集まり、若干の有機物を含んだもの」のことを意味しているのです。

「土」は、「岩・砂などが風化したものがある地表の場所」よりも「岩・砂などが風化して形成された粒状の物質」を意味するニュアンスが強くなっています。


「土壌」と「土」の違い!

「土壌」「土」の違いを、分かりやすく解説します。

「土壌」「土」「岩・砂・動植物の死骸などが風化して形成されたもの」を意味している点ではとてもよく似ていますが、「土壌」という地質学的用語は「地層のもっとも上にある部分」という意味のニュアンスが強くなっています。

「土壌」という言葉が「岩・砂・動植物の死骸などが風化してつくられた地層の最上部」に意味の重点が置かれているのに対して、「土」のほうは「砂・岩などが風化してつくられた粒状の物質そのもの」に意味の重点が置かれているという違いを指摘することができます。

「土壌」「地層のもっとも上の部分という場所性」を主に意味していて、「土」のほうは「地層などの場所を問わず、岩・砂・動植物の死骸などが風化して構成された物質そのもの」を主に意味しているという違いがあるのです。

まとめ

「土壌」「土」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「土壌」とは「地層における最上部」「砂・岩・動物の死骸・植物の腐敗物などが風化して構成された地上のもっとも上の部分」を意味していて、「土」「砂・岩などが風化してつくられた粒状の物質で地表を覆っているもの」を意味している違いがあります。

「土壌」「土」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

違い
意味解説辞典