「土性骨」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「土性骨」とは?意味と使い方

この記事では、「土性骨」の意味を分かりやすく説明していきます。

「土性骨」とは?意味

土性骨は、性質や根性を強調したり、罵っていう言葉です。

或いは、人を罵りつつその背骨をいう言葉としても使用されているのです。


「土性骨」の概要

土性骨は、どしょうぼねという読み方をする言葉となっています。

中にはどせいこつという読み方をしてしまう人もいますが、誤りです。

同様に、骨は単体でほねと読む事もあり、どしょうほねという読み方をしてしまう人もいるものです。

ですが土性骨は連濁という日本語のルールにより濁って、どしょうぼねと読むのが正解となっている点を理解しておく必要があります。

更にこの言葉の構成ですが最初に、どじょうやだいち、じめん等の意味がある土の漢字が使用されているのです。

ですがここで使用されている土はそういった意味合いではなく、ど根性といった言葉でも使用される事がある様に、どの文字に対する当て字として用いられていると考えられています。

そんな土の漢字の後には、生まれつき身についている技芸や運動等の要領や、生来の気質や性根といった意味を有する性骨の漢字を組み合わせる事で成立した言葉です。

だからこそ土性骨は、性根や根性を強調するという意味を持っているのです。


「土性骨」の言葉の使い方や使われ方

土性骨は、生まれつきの気質や根性といった意味で使用される事が多い言葉となっています。

この言葉を利用した表現としては、土性骨がない、といった使い方を見掛ける事が出来るのです。

これは平たく言うと、根性や気骨がない、といった意味合いで使われているのです。

同様に、土性骨を叩き直す、という表現もあり、こちらは根性を叩き直すという意味合いとなります。

他にも、土性骨は人を罵る際の脅し文句としても、使われる事がある言葉です。

具体的には、土性骨をへし折る、といった表現により、背骨をへし折るといった罵りの脅し文句的な意味にもなります。

ただし土性骨という言葉自体、現在では日常で見聞きする事はほぼありません。

なので古い文学作品等で、見掛けるかどうかという言葉であり、現代人には余り馴染みがない言葉となっています。

「土性骨」の類語や言いかえ

土性骨に似た意味合いを持つ類語としてはまず、覚悟という言葉を挙げる事が可能です。

覚悟には、困難に負けずに最後までやり遂げようとする精神力といった意味があるので、似た意味を持つ言葉と言えます。

同様に、根性もその人が持つ本来の気質や物事を最後までやり通す精神力といった意味があり、土性骨と似た意味を持つ言葉です。

加えて気風という言葉も、気性や気立てといった意味を持っており、土性骨と似たニュアンスの意味を表す言葉となっています。

まとめ

土性骨という言葉に関してはまず、どしょうぼねという読み方が正しいという点をきちんと覚えておく必要があります。

意味合いとしては、生まれつきの性質や根性を強調したり、罵る様にして言う言葉です。

他にも、人を罵る形で背骨を示す際にも用いられる言葉となっています。

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