この記事では、「地蔵」と「仏像」の違いを分かりやすく説明していきます。
「地蔵」とは?
「地蔵」は、お釈迦様が入滅して消滅した際に、新しい神様を必要としたのですが、この時、人々を導き人々に正しい道を歩ませるために生まれたのがこの「地蔵」様です。
「地蔵」様は、いわば、消滅した仏教の創業者の代理で分体という形で様々な場所で人を見張っています。
その為、様々な道に「地蔵」様がいるのは、人が正しい道を歩いているかチェックしているのです。
その上で、人の道に反したものに対しては、罰を与える役割があり、犯罪者となった人物の死後、懲罰を与えるのが、この「地蔵」様です。
「地蔵」様は、お釈迦様という、宗教を作りあがた方の部下で、国家の公務員のような権力があり、対象者にバツを与えたり恩赦を与えることが可能と覚えるとよいでしょう。
「仏像」とは?
「仏像」は、仏教において信仰の対象となる神様を模した像で、進行している神様の種類によって特徴が異なります。
例えば、観音菩薩さまは、シヴァ神で事実上仏教のトップの神様です。
こうした宗教のトップの神様や宗教上トップではないが有り難い神様を進行する際のシンボルとして機能するのが、「仏像」になります。
なお、「仏像」に起用される神様は万能な方もいれば、日の神様や水神様の場合は、火に関する厄災を避けるなどの他水難を防ぐなどがあり、何でもできる神様もいればそれほど万能な神様というほどでもない神様もいたりと会社で言えば社長やグループリーダーのような存在です。
「地蔵」と「仏像」の違い
「地蔵」と「仏像」の違いは、宗教を生み出した親側に属する神様のお使いであるか、今現在活躍中の神様であるかです。
「地蔵」は釈迦という宗教の教えを広げた人物が神に生まれ変わるに際しての間、神のお使いをしている中間管理職で、「仏像」は、そんな広がった宗教から出てきたグループリーダーで住民を守り時には罰を与えるという役割がります。
その為、「地蔵」様の方が中間管理職ではありますが、事実上今も生まれようとしている絶大なる神様のお使いであるため、かなり権限があり、刑罰と恩賞を人間に与えることが可能です。
「地蔵」の例文
・『お地蔵様にお供えをする』
この例は、神のお使いである、「地蔵菩薩」に対し、感謝を伝えるためにお供えをしたという例になります。
「地蔵」は、今も新しく生まれようとしている仏教のトップに与する者で中間管理職ではありますが、事実上人を罰したり、恩赦を与えることが可能で、救済者でもあり裁判官でもある神です。
なお、お供えを備える行為は、賄賂ではないかという声がありますが、これは日本古来の文化で、賄賂に当たります。
「仏像」の例文
・『木彫りの仏像を彫る』
これは、木彫りの神様を彫ることでその神の顔が優しい顔であると煩悩が無いと言われており、彫刻士の方が自分の煩悩や腕前を見せるために小さな神様の彫り物をすることを意味します。
なお、仏像の彫刻士は腕前が良くなると大きなものを任されるため、初心者の内は小さなものを彫り腕前を磨くのです。
まとめ
「地蔵」と「仏像」の違いは、仏教を広めた側に与する神様であるか、民間人から神様だと崇められたものの違いです。
「地蔵」は、釈迦という仏教を広めた側に属する神様で、「仏像」は、実のところ民間人が神様だと言い出したことで神格が上がり神となったのです。
その為、「地蔵」は一応中間管理職という立場ですが、かなり権限があり、「仏像」はどちらかというと民間会社のグループリーダーか社長という所になり、「地蔵」様は国から派遣されて実務をこなす公務員という感じで覚えておくとよいでしょう。