「変わり果てる」の意味
「変わり果てる」の意味は、「すっかり以前とは違う様子になること」です。
以前見たり聞いたりした人やものについて、再度会ったり見たりした時に、以前の記憶とは全く違う状態で、まるで同じ人やものとは思えないことを言います。
ただ変わるのではなく、変化の最後の段階まで行きついていて、これ以上は変わり様がない位ギャップがある時の表現です。
「変わり果てる」の読み方
「変わり果てる」の読み方は、「かわりはてる」になります。
難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「変わり果てる」を分解して解釈
「変わり果てる」は「変わり+果てる」で成り立っています。
「変わり」は動詞「変わる」の連用形で、「ものごとの様子が今までとは違った状態になる」「ある場所から他の場所に動く」「普通とは違う」「比較して違う」という意味があります。
「果てる」は「ものごとが最後まで行きつき終わること」という意味の他に、動詞の連用形について「すっかり~する」「~し終わる」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとが今までとはすっかり違った状態になる」という意味で使われています。
「変わり果てる」の表現の使い方
「変わり果てる」の表現の使い方を紹介します。
文法的な使い方
「変わり果てる」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「変わり果てて」になり、複合語として良く使われるのは「変わり果てた姿」という表現です。
悪い意味で使われる
「変わり果てる」は、想像していたよりも悪い方に変わる時に使います。
「果てる」という言葉が入る為に、「良くなりようがない最終的な状態」に対して使われます。
「変わり果てる」を使った例文と意味を解釈
「変わり果てる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「変わり果てる」を使った例文1
「昔の街並みがすっかり変わり果ててしまった」
昔暮らした街に来る機会があったところ、過疎化により街並みがすっかり寂しくなってしまったことを表します。
「変わり果てる」を使った例文2
「昔のモテ男に同窓会で再会したところ、すっかり変わり果てていた」
学生時代にイケメンでモテモテだった男性に、同窓会で会ったところ、中年太りで髪もなくなり、誰だかが分らなくなっていたことを表しています。
「変わり果てる」の類語や類義語
「変わり果てる」の類語や類義語を紹介します。
「激変する」【げきへんする】
「急に、しか著しく違う状態になること」という意味です。
「見る影もない」
「見るに堪えない程衰えてみすぼらしくなった様子」という意味です。