この記事では、「変数」と「定数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「変数」とは?
「変数」とはプログラミングに用いる仕組みの一つで自由に値を変更することができる数字を意味します。
プログラミングでは文字も数字データとして扱われるため、文字を入れた場合でも数字として自由に値を変更できるという意味になります。
簡単に言いますと変数は入れ物のようなもので、入れ物の中に様々なものを入れてもよいのが「変数」です。
「変数」の使い方
「変数」は値が変化してもよい仕組みに用います。
例えば足し算や引き算をして値が変化することを許容する場合、「変数」を用いて値を格納する場所に数字が変化することを許容します。
これはプログラミングに用いる仕組みで、足し算や引き算という当たり前の計算をプログラムで行う場合、値を変えてもよいということを示さなければプログラムは値を正確に表示しないのです。
「定数」とは?
「定数」はプログラミングで用いる仕組みの一つで、絶対に中の値を変えてはいけない場合に用います。
例えば、1+1という答えを求めた場合、人間であれば2を返しますが、プログラミングでは定数を用いれば1+1の答えを自分で好きなように定めることができかつ変更しないということができるのです。
つまり、本来あり得ない値とすることができるのが「定数」でこの数字は絶対変わらないということです。
「定数」の使い方
「定数」は絶対に格納した値を変化させたくない場合に用いる手法でプログラミングではデータを固定化する方法になります。
何故、データを固定化する必要があるかですが、自由に値が変わることで困ることに対してそれは間違いであると指定する場合に用います。
例えば、数字の1から10の値は正しい値でこれを「定数」と定めればそれ以外の数字が撃ち込まれたら違うとすることができるのです。
これらはあくまでプログラミングでの「定数」になりますので実際の数学などの「定数」とは異なりますが、数学でも同じように値が変わってはいけないことを「定数」としています。
「変数」と「定数」の違い
プログラミングでは、「変数」は自由に値を変えてよいもので、それに該当しない値を自由に設定することを許さないのが「定数」です。
数学の「変数」と「定数」もプログラミングと同じですが若干異なる点においては数学の定数は円周率など絶対に変更しない数字とそうではない数字という区分があります。
まとめ
「変数」と「定数」の違いですが、違いについては、自由に値が変化するか、絶対的に固定であるかが違いです。
数学の場合、円周率などすでに決められている物は絶対であるとしてそれを「定数」と呼び足し算などで値が変化する数字を「変数」と呼びます。
プログラミングの場合は、「変数」は変化するデータを意味し、「定数」は条件を付けたデータで決して変わることがない数字を意味します。